Members Column メンバーズコラム

KNSのメンバーとならできることってたくさんある

長坂泰之 (独立行政法人 中小企業基盤整備機構 近畿支部)  Vol.47

長坂泰之

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
年末のKNSの定例会でKNSの出版と併せて私自身2冊目の出版である
「中心市街地活性化のツボ ~今、私たちにできること~」を紹介いただいた
独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)近畿支部の長坂です。
世話人の武村さん。紹介いただきありがとうございました。

     

 さて、今年の正月は昨年末の怒涛の忘年会の飲み疲れも取れ、
すっきりとした新年を迎えることができました。
なぜすっきりなのか?それは・・・年末に中学時代の友人の医者に健康診断の結果を見せたら、
「こんな数値で何でほっといてんねん」と怒られ、多少酒を控えたためです・・・ハハっ(汗)!!
そんなことはどうでもよくて、新年最初のコラムニストということで、
珍しく?緊張気味であります。
 まずは自己紹介から。2009年4月に大阪に転勤して来ました。もうすぐ丸3年になります。
大学を卒業以来、中小機構にほぼ4半世紀お世話になっています。
今でこそ、まちづくりの関係で男芸者のようにお声がかかるようになりましたが、
最初は経理から出発して(似合わないと言われます)、
以後、異業種交流(おぉKNSに近い)→総務→診断士養成研修(診断士取得)
→中小企業大学校(東京校・関西校)→診断(商業)→独法準備室→診断(商業・中活)
→近畿支部と歩んできました。
 このうち、まちづくり(中心市街地活性化や商店街、ショッピングセンターの診断、
大学校での講義、実習指導)の仕事は、もう足かけ10年ほど携わっていますが、
こんなに長期間同じ部門を経験するのは中小機構の職員としては異色(変態?)です。
でも異色だから2冊目の本を出すことができたと思っています。
職場にはいろんな経験やチャンスをもらい本当に感謝しています。
10年でようやく一人前の一歩手前まで来たと言ったところでしょうか。
人づくりは時間がかかると我ながら思います・・・ハハっ(汗)!!
 話は変わり、昨年11月に事業仕分けが終わりました。独法の中小機構も当然仕分けられました。
仕分けは当初は盛り上がりましたが、後半はしらけムードが漂ったと思うのは私だけでしょうか。
なぜ国民はしらけてしまったのか?それは、国の将来の夢や目標が見えなかったからではないでしょうか?
事業仕分けをすること自体が目的化してしまい、事業仕分けの先にどんな夢があり、
どんな目標があるのかが示されなかったと思います。
知り合いに事業仕分け人の方がいますが、事業仕分け人に仕分け以上のことが求められて
いないから、
議論や判断はどうしても近視眼的な判断にならざるを得ないと言ってました。
加えて言えば、目標がないから数値目標の設定も曖昧になります。
何のためにどれだけの金額が必要かの積み上げが曖昧だから、
どうしても感覚的な議論になりがちです。
 このようなことは何も事業仕分けだけのことではありません。
私たちの周りを見ても、私自身のことを考えてもこういうことはよくあります。
目標や優先順位ははっきりしていないときは、物事に集中できずに、
時間を浪費したり、無駄な時間が流れてしまいがちです。
私自身も、iPhoneのゲームにハマり、あっという間に夕方になっていたなんてことがあります。
 さて、時代は大きく変わりましたが、世の中には、そもそも変わったことにまだ気づかない(と見える)人、
気づいていても逃げ切ろうとする人がたくさんいます。
専ら近視眼的な判断しかできない人もいます。
 ではKNSはどうでしょうか。KNSにはそんな人はいません。
少なくとも、私は今までお会いしたことがありません。
 時代が変わる時には、変化を恐れない人材が必要だと思います。
KNSはそんな変化を恐れない集団だと思います。
こんな素晴らしい集団があるでしょうか?
活躍の分野はそれぞれ異なりますが、それぞれの世界で元気に活躍する人々が、
肩書に全く左右されずに交流する。それも異分野だから面白い。
たむろしているようでそれぞれが自立している。
こんな人材が集まれば何かができるのではないか。そう思わせるKNSです。
 私たちKNSのメンバーは、時代の変化を恐れず、むしろ時代の変化を楽しもうではありませんか。
時代の変化というビッグウェーブを避けて通るのではなく、
自ら夢のあるビッグウェーブを作っていこうではありませんか。
 そして、結果として自分たちの子供や孫が幸せな関西、幸せな日本を作る。
それがこの時代に生まれた、KNSに片足を突っ込んだ私たちの責任であると思うのです。
 ただし・・・。難しい顔をしていてはダメ。明るく元気に夢を持って、たむろしているようでたむろさず。
今年も1年必ず(K)飲んで(N)騒ぎましょう(S)!!
 でも皆さん!健康も大事です。医者の言うことは聞きましょうね。

(写真)
「中心市街地活性化のツボ ~今、私たちにできること~」のはしがきで紹介している
「伊丹なちなかバル」の風景(後方右から2番目が私)

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