Members Column メンバーズコラム

自分の想像を超えること。

堀越規子 ((株)インテリジェンス)  Vol.242

堀越規子

40歳を過ぎて、お酒に弱くなったり、二日酔いからなかなか復活できなかったり、オールが辛くなったり、食べたら食べた分だけ体重が増えてしまったり、と今までの自分からは想像もつかないことが起きまくっています。
朝まで飲み歩いても、週4焼肉食べても、いつまでも何にも変わらない自分でいられると甘く見積もっていた過去の私。
先輩方や同年代の友人が、マラソンやジム通いを始めるのを目にして、さすがにこのままではいけないでしょ!?と一念発起。

友人がいつもFacebookにアップしているトレーニングジムへの入会を決意したのが今年の7月2日でした。
最初の頃、バイクは5分もこげず、腹筋は10回が精一杯。
学生時代を含め、運動らしい運動を全くしたことがなく、たとえ2階でもエレベーターを使う、駅は必ずエスカレーター、「走る」という行為は何十年もしていなかったし、ちょっとした距離でも、すぐに右手を挙げてしまう完全なるタクシー依存症でした。

そんな、なまりまくった全身が生まれて初めてのジムで悲鳴をあげていました。水曜日に初ジムにいって、土曜日にありえないほどの筋肉痛になるという、恐るべき我が鈍感筋肉。
3回続けば、頑張った方も。とどこまでも後ろ向きな姿勢でジムに通い始めた夏。
気がつけば、肩こりが軽くなっていたり、身体が軽い!と感じるようになりました。

当初の予想を覆し、ジム通いを継続できた理由は大きく2つ。
1つは、マンツーマンスタイルで私の筋肉が弱い部分を分析して、そこに集中してトレーニングをしてくれること。トレーニングに対して何の知識もない私が一人でマシンを使っても何をどうしていいかわからないし、20回やらないといけないことを5回くらいごまかしたりすることは十分考えられます。ですが、マンツーマンだったら「太ももの後ろの筋肉が弱いからこのマシンを何回」など的確なアドバイスももらえるし、もちろん数をごまかすこともできません。
もう1つは、目に見えて成果がでてきたこと。スタートして3か月で体重は2kg落ちたし、階段を上がることが苦じゃなくなったし、筋肉痛がなくなりました。
現在では週に1回ジムに行って体を動かすことが楽しみにすらなってきて、トレーニングの後には爽快感を満喫しています。
数か月前まではジム通いなんて想像すらできなかった私が、運動を楽しいと思っています。きっと人は自分の想像を超えるような事態に陥った時には、想像を超えるような手段で対応するしかないのだと、最近になって気が付きました。これからも今までの自分の経験では理解や解決ができないようなことが起こると思いますが、それを楽しみながら、今までの自分を超えていける自分でありたいと思っています。
これから、定例会等で私を見かけていただいたらジム通いが続いているかどうか、声をかけてください。コラムで宣言した以上逃げられないという状況をつくり、更に自分を追い込んでみます。
※(注)画像は頑張っている姿を強調するためのオーバーリアクションです。普段はこんな重たいもの上げていません…。

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