Members Column メンバーズコラム

過去から今後へのひとりごと

三宅英雄 (株式会社アイテック)  Vol.3

三宅英雄

 独り言が、スムースに出る年齢の三宅です。
 このコラムのファンになられる皆様、数珠つなぎ連載第三回を担当します。
わたしの独り言を、我慢してお聞き願います。

【わたしは?】
 KNSのメンバーでは、年長者(いわば年寄)で、その立場を利用して
勝手な振る舞いを容認して貰っている。神戸出身、神戸在住で、
約2時間をかけて堺に通っており、孫のある夫婦で暮らす年金生活者でもある。

【産学官との出会い?】
 十数年前、震災のあと、環境に残りの人生を賭けてみたくなったとき、
ひょんなきっかけで今顧問として勤務している開発型ベンチャー企業に転職した。
仕事の関係で岩手大学との付き合いが出来、当時の地域施設長だった岩渕先生と出会い、
先生の地元産業界に対する熱き情熱に接し、産学のあるべき姿を学んだことは、
今のわたしの産学への考え方の基盤となった。
また、先生の紹介で岩手県の久保さんとも知り合い、さらに産官の情熱に溢れた思いを実感し、
その熱情に導かれ、INS(岩手ネットワークシステム)のマーケティング特別部会創設に参画、
未経験だった産学官のネットワークとの出会いとなった。

【産学官研究会の誕生から解散の経験で得たものは?】
 12年前のある日、当時シンクタンクで活躍されていた堂野さんが、
INSの情報収集のためわたしと面談されたのがきっかけで、
関西でのフラットな産学官のネットの発足に参加することになり、その後産官学の研究会が誕生した。
この研究会は、メンバーが課題・講師を持ち回りで企画運営し、当初十数名の参加だったが、
1年には数十名と拡大したが、種々の事情により、結果的に研究会は解散することとなった。
この種々の事情が足かせとなり、数年間、わたしは産官学の考え方そのものから疎遠となった。
本当の意味でのフラットな裸の付き合い、私利私欲から離れた営利目的のない、
自由な意思疎通の出来る理想的なネットワークは非常に難しく、実現できないと思っていた。

【KNS発足への思いは?】
 INSより関西での定例会開催の協力要請が堂野さんにあり、旧研究会有志が久しぶりに集まり、その準備を行った。
この定例会は、「食いだおれ」のおかみさんの協力にて開催されたINS in大阪であった。
その交流会参加のメンバーが飲みながら、関西でもINSに負けない産官学のネットワークを立ち上げたいとの熱い心が、
KNS発足へのスタートとなった。わたしも、もう一度本当の意味でのフラットな、
純粋な気持ちで分かり合えるメンバーでのネットワークに参加してみたいとの思いが再び甦った。

【KNSのみなさんへの思いは?】
 今のKNSは、老若男女、360度の分野、肩書きのない関係を持続している素晴らしいメンバーで構成され、
若い世代(わたし以外)が活躍する産学官としては、自慢できるネットワークと思っている。
わたしが思うKNSは、その特筆すべき交流会で、老若、男女、幅広い分野の皆様が顔を合わせて、
忌憚のない意見交換により、新たな自身の発想、発展のきっかけや、新たな人との出会いの場を提供し、
自然体で自由に参加できる雰囲気があることだ。

【メビック扇町、サヨナラ、またネ】
 KNSの7年間の歴史の殆どは、メビック扇町とともに刻んできたと思う。
メビックとの別れは残念だが、KNSは新たな一歩を踏み出し、違う意味での挑戦が始まると思う。
まだまだ、現役で邪魔にならない程度に頑張るぞ。

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