Members Column メンバーズコラム

本四に架かる変なおじさんを目指して

長川勝勇 (Mebic扇町)  Vol.2

長川勝勇

みなさん、こんにちは。
数珠つなぎ連載コラムの第2回目を担当する長川です。

数えてみれば関西に住むようになって今年でちょうど20年。
月並みですが振り返ってみると短いような長かったような。
一番の変化はヤクルトから阪神ファンに変わったことでしょうか。

銀行に就職して西宮で寮生活、結婚して芦屋に住み、子供が生まれ、
震災に遭い高槻へ。その後神戸に移り起業と同時に銀行を卒業、
いろいろあって堂野さんと出会いKNSのメンバーに…。

関西での20年という月日は膨大で、このコラムに書ききれませんが、
間違いないのは、本当に多くの人に支えられてきたということです。
どれだけ「感謝しています!」と言っても足りないほどです。

この5年間は大阪市のMebic扇町という創業支援施設で、
毎日入所企業のみなさんや周辺のクリエイターさんと
朝から深夜まで、時に早朝まで(汗)楽しくすごしてきました。

4月からはそのMebicを離れ、新たな仕事にチャレンジします。
これからも、私の第二の故郷である関西で頑張ってまいります。

とはいっても20年前までは関西とは縁のない人生でしたので、
ここまで関西にドップリ漬かっている自分は想像できませんでした。

私は東京オリンピックの年に愛媛県松山市で生まれ、
小学校から高校卒業までは香川県高松市で育ち、
一人暮らしの大学生活は海を渡った岡山市でした。

実家があり学生時代をすごした香川県を出身地と言っていますが
勉強ばっかりしてたので(?)実は香川についてあまり知りません。
おいしい讃岐うどんのお店さえ堂野さんの方が詳しいくらいです。

そこで昨年は、自分を育ててもらった地域のことをもっと知りたいと思い
岡山や高松を中心に地元で様々な活動をしている方々とお会いました。

シャッターが降りっぱなしで人通りが減ってしまった商店街、
まちなかでは次々と幼稚園や小中学校が廃校になる中、
その地域で何とかしようと頑張っている人たちと出会ったことで
地元を愛する熱い気持ちと行動力に徐々に感化されていきました。

昨夏のKNS in 岡山では、卒業生として微力ながらお手伝いできましたが
出身地である四国に対しても、何かお役に立てることはないかと考え、
香川大学や四国の行政関係の方、高松に住む友人と話すうちに、
「よし、KNS四国支部を立上げよう!」ということになりました。

最初は今年の夏から秋くらいに四国支部を立上げ、活動していこうと
思っていたのですが、昨年12月に堂野さんと香川で飲んでいたとき、
「じゃ、このメンバーで世話人してもらおう」という堂野さんの一言で
世話人の人選が決まり、今年1月に四国支部が誕生しました。

早速1月にはミニ井戸端会議も開催し、これからの中心メンバーになる
とっても個性的で熱い思いを持つ世話人やメンバーの皆さんと一緒に、
例によって深夜まで意見交換しました。

現在、この夏の「KNS in 四国」開催に向け企画を練っています。
美しい自然に囲まれ豊かな伝統文化を育む四国らしさを大切にした、
そして四国をより四国らしく変えていくような会にしたいと思っています。
皆さんもぜひ、讃岐うどんだけでない香川を見に来てくださいね。

これからも元気いっぱい夢いっぱい、そして感謝を気持ちを忘れず、
関西と中四国を結ぶ「本四連絡人間」と呼ばれる変なおじさんを目指し
精進していきたいと思う所存です。

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