クリープを入れないコーヒーなんて

日村健二 (近畿経済産業局)  Vol.625

入局以来、選手として20回以上は参加しております。年1回、開催地は各局持ち回りとなっており、当局主催以外は観光＆前泊して大会当日を迎えます。朝の開会式に始まり、夕方まで3試合（総当たり）で順位を決めます。大会には、優勝旗、準優勝楯をはじめ、歴代受賞者を讃えたリボンの付いたMVP、打撃賞などもあり、試合では公式審判員の採用や場内アナウンスなど、なかなか本格的です。試合後、グランドから場所を変えて、閉会式＆懇親会が開催されます。当たればそこそこ飛びますが、野球経験が無いので、リボンに私の名前はありません。ここ15年くらいは、懇親会の「MVP（非公認）」を目指して、試合の珍プレー好プレーのプレイバック、各局の監督や若手選手イジり、（勝手に）大阪締め＆万歳三唱等、時間の許す限り騒ぎ倒しております。
今回の3局大会のしおりに「懇親会は無し。グランドでの閉会式及び記念撮影。解散！」と、ありました。ついでに、「ベンチにおいては、マスク着用、声出し禁止」と、ありました。「懇親会のMVP」「ベンチにおけるヤジ将軍」にとっては、「翼の折れたエンジェル」状態です。正直、参加するかどうか悩みました。これまで考えたことも無かったですが「3局大会に参加する意義＆目的」を考え直してみました。「試合でホームランを打つこと」・・・打ったことが無い、違う。「試合会場周辺の観光」・・・だいたい行った、違う。「他局のメンバーと親睦を図ること」・・・うむ、これに尽きる。つまり、参加メンバーが健康で安寧な生活を送れていることを共に喜び、仕事や私生活での新ネタ（愚痴、健康相談）を披露し合い、再会を祈念するという一連の儀式に最大の「価値」を見つけました。また、この3局大会に1-3年生の部員が5名初参加したので、私の知り得た他局のメンバーを紹介すること（人材のお裾分け）だと思いました、勿論、チームの選手が気持ち良くプレー出来るような雰囲気や配慮も必要です。「よし、大会を盛り上げよう」と奮起し、参加しました。
試合は、四国局に負け、中国局には最終回に追いつかれ引き分け。四国が中国に勝ったので優勝、残りの2局は1分け1敗で順位なし。2試合とも、攻撃の際は「マスク着用＆声出し禁止」のベンチを飛び出し、ファーストランナーコーチとして、守備の際にはベンチ横で若手選手を応援していました。閉会式後の記念撮影では、いつも通り「笑顔のマジックワード（しょうも無い一言）」を振りまき、みんなの笑顔を誘発していました（別添参照）。
解散後、近くのスーパー銭湯に行くというオプション（バス移動、入浴時間30分）が付いておりましたが、これをパスして同期のおじさんと一緒に、予定より1本早い電車で、新幹線乗り換えの三原駅へと移動しました。車中、「試合は面白かったけど、懇親会が無かったので、何かもの足りなかったわ！」と、ぼやくと、「それは、日村が3局大会は懇親会で騒ぐことまでを一つのイベントとして組み込んでいるからや！」と、言われました。なるほど、スーパー銭湯に行けば、サウナ入って水風呂で整え、少なくとも3セット、1時間は遊ぶと組み込んでおります。入浴時間が短いオプションをパスした理由も合点です。つまり、今回の３局大会は「組み込みに対する整い」が無かったと感じました。
こだま号待ちの1時間で、駅前の「つぼみ」でタコ入り広島焼き「びんご焼き（俗称：たこのみ焼き）」とビール2本を堪能しました。小さく「整い」ました！！

話をKNS定例会に戻します。講演、プレゼン大会と、「懐かしい時間」が経過しました。メインイベントの飲食を伴わない「交流会」が始まり、堂野さんが冒頭に「今回の交流会は、飲んで忘れることの無い、貴重な交流会となりそうです！」との発言がありました。ひとたび話し出すと、少し長くなり、新しい名刺は数枚しかGET出来ず、集合写真の時間となりました。室内で、かつ100名を超える蜜状態だったので、「笑顔のマジックワード」の振りまきも自粛しました。何かもの足りませんでした。既に「KNS定例会＝必ず飲んで騒ぐ会」と組み込んでおります。今回の定例会は「組み込みに対する整い」が無かったと感じました。
おじさん二人に声を掛け、長老行きつけのお店で3時間、ビールと日本酒を堪能しました。しぐれ煮がのった半熟の煮卵が美味しかったです。小さく「整い」ました！！

次の定例会では、大きく「整う」ことを祈念しております。ちなみに、クリープを入れないブラックコーヒーは好きです（もの足りなさを感じません）。