Members Column メンバーズコラム
歳を重ねるごとに人生が充実していく
中橋 修司 (中橋製作所) Vol.810
還暦を迎えた。
振り返ってみると、55歳よりも56歳、56歳よりも57歳
年齢を重ねるごとに人生が充実していくという思いがある。
60歳を迎えてなお、一昨年より去年、去年よりも今年が充実している、と思えるのはとても幸せなことだと思う。
仕事面では、2022年2025年に大阪ものづくり優良企業賞を受賞した。この賞は1000社余りが受賞しているが、ほとんどが法人で、個人事業主でしかも従業員0の一人企業で2度受賞は私だけである。
2025万博の出展企業にもなれた。
大阪ヘルスケアパビリオンに2プロジェクトから1週間だがグループ出展できた。万博最終週の出展ということもあってとても盛り上がった。まだいないけれど、孫の代まで語れる経験ができたと思っている。
大学で講義がしたいと思った。動いているうちに大阪工業大学で非常勤講師になれた。
3回生前期の全14回の講義。ちゃんと出席もとるし、試験もする。成績をつけて単位認定もする。経営者でよくある、1コマだけの講義ではなくちゃんとした講義である。講義はテキストがないので資料をすべて作る。講義ごとに課題もだす。準備や課題のチェックが大変だが学生は真面目でやりがいがある。
経営者の交流協業グループ SAW~創~ を2017年11月に起ち上げた。
20数名でスタートした。コロナで3年間活動を停止したが、リスタートして現在150名を超えるメンバーになっている。2か月に1度、勉強会と懇親会を開催する。この会合の出欠の返事を必ずすることがルールで、2度続けて返事をしないと連絡名簿から落とすことにしている。返事をしてくるメンバーで150名を超える名簿、つまり幽霊会員のいないグループで150名を超える。会合には50名を超えるメンバーが参加する。そのほとんどが懇親会にも参加する。経営者が気楽に相談したり、仕事で繋がったりできる空間の提供ができていると自負している。
私は新卒で証券会社に営業職で入社した。仕事は大変だったけれど楽しかったが、学生時代からあこがれていた公認会計士にチャレンジしたいと思い仕事を辞めて受験勉強に専念した。数年受験勉強をした。短答式はクリアできても論文が合格しないことが何年か続いてあきらめた。この期間後半は受験勉強をしながら、簿記の講師をしていた。それから外資系保険会社の営業で働いた。
数年して、義父がケガをしたので手の空いているときに工場を手伝った。そこで、金属加工ってすごい、面白い、となってこれを仕事にするようになった。
プライベートでは、子どもが小学校の時からPTAを引き受けるようになった。小学校、高校、大学のPTAの会長をした。この時に集団のまとめ方、組織の運営活用の仕方を経験できた。地域の住宅街の中で工場をしているので、町内の自治会の役員なども頼まれたら断らないようにした。自治会の役員、防犯委員、少年補導など地域の役だけで片手以上の役をしている。
還暦を迎えてこれまでやってきたことがつながって今に役立っている。
営業の経験から、人とのコミュニケーションが潤滑にできるようになった。そのおかげでSAW~創~のメンバーを増やすのに役立っている。仕事の価格交渉にも役立っている。またPTAの経験からSAW~創~の150名以上の組織運営管理も負担なくできるようになっている。公認会計士の受験勉強で得た知識はSAW~創~の勉強会をするのに役立っている。この知識と簿記の講師の経験がいきて、大学講師にもなれた。
バラバラなことをやってきたように思う。いろいろ大変だった。でも、いやいややるのも1年、楽しんでやるのも1年、どうせやるなら楽しんでやろう、そう思って取り組んでいるうちに周囲からも少しは信頼されるようになってきた。
今までやっていたことが実を結んで自分自身の役に立っている。
還暦でこれから人生2週目。
まだまだこれからもいろんなことにチャレンジしていきたい。
