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銀座千疋屋のフルーツがなぜ美味しいか知ってますか?

山内祐二 (株式会社アクルス)  Vol.342

山内祐二

千疋屋」はご存知だと思いますが「根域制限栽培」という言葉をご存知でない方が大半だと思います。この二つは非常に関係深いものなんです。
先ずは根域制限栽培についてご説明しときます。
「作物の根域制限は、良い結果につながった事例をたくさん生んでいます。スーパーでよく見かける高糖度トマトなどもそのひとつです。根域を極度に制限することで、目的とする品質のトマトの生産を実現できているのです。また、千疋屋の店頭でスター的な存在感を放っている高級メロンも根域制限で栽培した農産物です。

この栽培方法では草わけ的な作物と言えます。根域制限栽培は、もともとは施設園芸において土壌線虫や土壌病害、地下水による湿害回避など、いわば特殊な状況にある時に行なわれる栽培方法でした。それが最近になり、ある品質の作物をつくるために使われる技術になってきました。」                   <農業ビジネスより>
簡単に言えば鉢植えの栽培です。画像をどうぞ!
http://www.hasegawakougyou.server-shared.com/newpage3.html

で、なぜ美味しいかと言いますと、「水分と養分をコントロールできる。」からです。水を切ると糖度が増すことはご存知だと思います。(フルーツトマトなど)加えて、囲われいますので根の進む方向を規制され、不必要な養分を吸収させません。

ですが問題もあります。鉢の中が根で一杯になっているところを見たことありませんか!そう、密集し過ぎて保水力が低下したり、養分が吸収しずらくなったりで悪い影響を与えます。それはなぜかと言いますと直根(太い根)が覆い尽くすからです。栄養等を吸収するには毛根が大事です。栄養分を探しに直根は深く広く突き進む性質があるからです。根域制限の壁に当たると方向を変え、また当たると方向を変える。その繰り返しで直根が密集してしまいます。

そこで登場するのが当社の商品です。やっと登場(^^)
根域制限シート「山内シート」です。ネーミングのことは後にしまして、このシートの特徴をお伝えします。
1、 根が山内シートに触れると忌避します(嫌がって逃げます)
2、 毛根が増えます。(私の頭の毛根は増えません。残念!)
これはものすごい特徴です。これだけの機能であれば害があるのでは?と思われるかもしれませんが、大阪府立大学さんと共同研究した結果、地上部(葉、茎部)は問題ありませんでした。
http://www.acrus.co.jp/product/YamauchiSheet/img/data.pdf

色んな使い道がある山内シート!
盆栽(海外でで非常に人気)、種苗(元気な苗は「半ば成功した」と言える重要性)観葉植物(鉢植え替えの手間がすく商品寿命が長くなる)などなど詳しくは割愛させて頂いて・・・・・

 実は一番期待しているのがワイン造りなんです(^^)
「美味しいワインは土で決まる」って聞いたことありますよね!
繋がりますよね!根域制限シート、山内シート、でやれるかも!!!
ブルゴーニュ、ボルドー、シャンパーニュ、ロワール、アルザス、なんかありますが日本でも肩を並べる名声になるかもしれません!

*宣伝バリバリさせて頂きましたm(_ _)m

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