Members Column メンバーズコラム

いわての港湾

高橋晃進 (岩手県県土整備部港湾空港課)  Vol.671

KNSメンバーの皆様、大変ご無沙汰しております。東北支部世話人の高橋です。

2018年3月まで岩手県大阪事務所に勤務し、釜石市ラグビーワールドカップ2019推進本部への派遣、大会終了後に県に戻り、北上川上流流域下水道事務所での勤務を経て、現在は岩手県県土整備部港湾空港課で港湾振興の業務に従事しています。

岩手県には、4つの重要港湾(久慈港、宮古港、釜石港及び大船渡港)と2つの地方港湾(八木港、小本港)の6つの港湾があり、私が所属する港湾空港課では、その整備や維持管理、利活用の振興の業務を担っています。

この機会に、岩手県の重要港湾について、北から順に紹介させていただきます。

まず、過去のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で有名になった久慈市に所在する「久慈港」ですが、岩手県北部沿岸に位置し、古くから漁業の中心として栄え、背後から鉱産品及び林産品等の搬出港として発展してきました。

続いて「宮古港」ですが、岩手県沿岸のほぼ中央に位置しており、過去に窯業、鉱業、木材工業等の企業が相次いで立地し、原材料等の搬入港として発展してきました。震災後、宮古港と室蘭港とを結ぶフェリー航路が就航しましたが、現在は休航しています。

また、宮古港には、大型のクルーズ船の入港が可能であり、コロナ禍が収束した今年度は、国内に寄港するクルーズ船では最大級の「MSCベリッシマ」をはじめ、7隻の外国船社クルーズ船が寄港し、復興道路等の完成の項影響により、オプショナルツアーで「盛岡さんさ踊り」を観覧するなど、沿岸のみならず内陸との交流も活発化しています。

続いて「釜石港」ですが、岩手県の南部沿岸に位置しており、ラグビーV7で名高い「新日鐵釜石」(現「日本製鉄北日本製鉄所釜石地区」)のお膝元として、鉄鋼等の取扱により発展してきました。

震災後、大阪府の復興支援として堺泉北港からガントリークレーンを無償で譲り受け、そのおかげで中国・韓国との外貿コンテナ定期航路が就航するなど、大阪府の皆様の温かい御支援により県下一のコンテナ貨物取扱量(TEUベース)を誇っています。

最後に「大船渡港」ですが、岩手県沿岸の最南部に位置し、太平洋セメント大船渡工場のお膝元として県下一の貨物取扱量(トンベース)を誇っています。

ここまでざっくりと岩手県の港湾を紹介してきましたが、現在、物流の2024年問題やカーボンニュートラルの社会的要請を踏まえ、陸上輸送の短縮化を志向してモーダルシフト(陸上輸送から海上輸送や鉄道輸送に切り替える)の動きが活発化しています。

この機会を捉え、我々港湾空港課では、県内外の荷主や運送事業者の皆様に岩手県の港湾利用のメリットをPR(ポートセールス)しているところですので、京浜・中京・関西等から北東北・北海道への貨物輸送でお困りの方がいらっしゃいましたら、是非とも私宛て御連絡いただければ幸いです。

ここまで書いてみて、以前の投稿と同様に行政の広報誌のような内容になってしまいました。申し訳ございませんm(_ _)m。

現状、業務都合で定例会に参加できていません(東北支部の行事にも参加できない場合が多くなってきました・・・)が、何とか機会を捉えて定例会に参加したいと存じますので、その節はよろしくお願いいたします。

 

※写真は、宮古港に寄港した大型クルーズ船「MSC ベリッシマ」と大阪府堺泉北港から無償で釜石港に譲渡頂いた「ガントリークレーン」です。

 

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