Members Column メンバーズコラム

相思相愛で、プロジェクトメイクいかが?

高木英彦 (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)関西支部)  Vol.286

高木英彦

9月からメンバーになりましたアラ還の高木英彦です。よろしくお願いします。
エッセイを書くことなど普段の生活ではめったになく、構えてしまってなかなか着手に至らない。KNSメンバーになったからといって、一朝一夕には上手くならない。資質の問題が大きく、きっと皆さんの好評を得ることもないに違いない。くだらないことを考えて、個人的な行動様式なども不必要に開示して、それで自己紹介をしてしまうしかない。
★出向
この4月に経産省からNEDOへ出向した。親元ではネットでの発言については制限が強く、本稿では私の前職に関することについては最小限にしつつ、なんとかゴールまで到達したい。

★実は話し好き
名は体を表すという。その伝では私は明らかに純粋な人間だ。姓の高木は「たかき」と読む。たかぎと濁らない。濁りがないので透明あるいは純粋ということだ。この話は講演では必ず持ち出し、必ず滑ってしまう。そもそも九州では濁らない高木さんが多い。経産省にもう一人「たかき」さんがいたが、九州の人だった。そう私の出身地は大分の日田だ。今は日田天領水で有名だが九州の小京都と言われる温泉観光地。日田天領水のように清らかだと自己紹介すると、輪をかけて滑る。(笑)
★英彦山は俺の山
日田の北方、大分県と福岡県の境に修験道の霊山「英彦山」(1,199m)がある。私の名はこの山から取られている。かつては「彦山三千八百坊」といわれ、三千人の衆徒と八百の宿坊で賑わっていたようだが、今はもうその面影はない。今回、23年ぶりに訪れた。登山口からの600mを2時間かけて上ってみたが、歳のせいか前回よりかなりきつい。途中で何度も引き返そうと挫折しそうになりながら、なんとか登り切って、山頂の上宮で無事に山の神様に挨拶することができた。まさしく修行だ。達成感というよりも何か憑き物が落ちたといえば大げさだが、山に見放されないで良かった安堵感でいっぱいだった。気持ちがすっとした、ピュア(笑)になった。
★NEDOでのお仕事。
NEDOは日本最大級の公的研究開発マネジメント機関として、経済産業行政の一翼を担い、エネルギー・環境問題の解決および産業技術力の強化の二つのミッションに取り組む国立研究開発法人です(HPから)。ちょっと堅い。これまで、一部の大企業とナショナルプロジェクトを中心に技術開発支援を進めてきたNEDOは、じつは一般企業には知名度が低い。とくに中小企業には知られておらず、たとえ聞いたことはあっても、あれは大企業とやってるやつだ、関係ないなと勘違いされている。敷居が高いといわれるが、最近は中小企業が応募できる支援メニューもそろってきたので、一度、門をぐぐってほしい。敷居は低くしている。
http://www.nedo.go.jp/koubo/index.html (現在は年度後半なので情報が少ない)
★NEDO関西支部
NEDOには支部が一つしかない。本部が川崎にあるからなのか、関東支部は存在しない。私は中部以西の西日本地域を担当しており、特にNEDO施策の中小企業への普及、新規有望企業の発掘に力を入れている。支部の活動は顔が見える現場感覚で脚で稼ぐ感があり、本部の仕組みで動かす普及活動とは微妙に異なる。もちろん西日本地域のほうがきめ細やかな活動が展開されていると自信がある。
★産学連携
KNSの1丁目1番地のキーワードだ。技術力の強化によりグローバルマーケットで闘っていくために、中小企業にも高い技術力が求められており、NEDO事業採択で世界へ飛び出してほしいものだ。さて高い技術力はどこから来るのか。それは大学でしょう。名古屋、京都、大阪、神戸、九州と優秀な大学が多くある。産学官連携へのとり組みは各大学とも専門部署を設けて積極的にやっているが、象牙の塔に閉じこもっていた頃のクセが残っている先生方も未だおられるようで、時々残念な思いをする。
★オープンイノベーション
私はオープンイノベーション推進派だ。世には高い技術を持つ中小企業が単独で頑張るケースが多いが、他社の技術、大学の研究などとオープンに磨き上げた技術のほうが、事業化スピードが速い。NEDOが支援する場合は事業化にかなりこだわっており、どのようなビジネス展開が計画されているのかが重視される。複数の関係者がいる案件の相談を受けたときのワクワク度は高い。大学にはこの点を大いに期待している。事業化を見据えた共同研究を実施しNEDOに紹介してほしい。
★得意技
事業化に向けた総合コンサルティング。今まで産業政策の視点から個別企業の技術開発、事業化、ブランディング、マッチング事業に多く携わってきたという自負がある。中には、「お前のおかげで会社が元気に」、「あの時の事業がきっかけで世界が広がった」と言ってくれる会社もある。
★相思相愛
ということで、特に中小企業に対する私の思いは尋常ではなく、ぜひともこの思いを 「片思い」にさせないでほしい。さみしいでしょ。ラブラブで声掛けしていただければ幸せだ。

失礼しました。

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