Members Column メンバーズコラム

国籍・人種別の着目点の違い

増田義久 (株式会社トランストーン)  Vol.128

増田義久

皆様こんにちは。株式会社トランストーン代表の増田義久です。
当社は98カ国語対応の多言語化サービスや動画制作などを行っております。

 今回は私が感じている外国人と日本人の着目点の違いについて書かせて頂きます。
 私自身も学生時代にアメリカの大学に行っており、現地では外国人として
生活していました。毎日の様に困り、トラブルも沢山ありました。皆様も感じた
事が御有りかと思いますが、外国人はKY(空気を読めない)事が多いです。
僕もアメリカでは中々のKYだったと思います。なぜなら海外で空気を読む事は
とても難しいのです。アメリカでは、ポルトガル人、イギリス人、レバノン人、
アメリカ人、日本人(私)で一軒家を借りて共同生活をしていました。
その中でのトラブルの例を幾つかご紹介します。

・トイレを詰まらす。
 私がしました。海外は日本ほどトイレ周り製品の性能は良くないです。良
く叱られました。外国人の友人が日本に来て、日本のトイレは未来の物だ!!
とよく驚いています。

・車をぶつける。
 アメリカ人がしました。皆でガレージを使っていましたが、アメリカ人は
車を只の交通手段としてしか見ていないので平気でぶつけます。逆に日本人
の僕は骨董品の様に扱っていましたが、途中で諦めました。

・冷蔵庫が臭い
 これは全員です。皆それぞれのスパイスや、お惣菜的な物を入れるので臭
いが混ざって酷い事になります。消臭機能やブロック分けされている冷蔵庫
がアメリカで売れそうですね。外国人はKYの話に戻しますと、KYがそれぞれ
の文化・生活習慣の違いで起こっているという事がわかります。

 私は当社の多言語サービスでのアンケートや交流を通じで、それぞれの国
籍・人種に合わせた製品のプロモーションが必要だと感じております。当社
アンケートと私個人のネットワークで得た、日本国内に住む外国人の外食に
ついての一例です。
 欧米人は自炊率が非常に低く、週3回以上は外食をし、週1回は飲みに行き
ます。また、同じお店を利用する事が多いです。アジア系外国人は自炊率が
高く、安いスーパーを自ら探します。外食の際も自宅付近でする場合が多い
です。
 また、居酒屋さんについてのアンケートは面白い結果が得られました。アン
ケートの約7割が同じ店舗様を答えました。その店舗様は黄色い看板で280!!
と書いてある焼鳥屋さんです。私も良く行きます。理由ですが、価格帯が明
記してあり安心して入れる為でした。
 同じ価格帯のお店が沢山ありますが、外国人には高く見えたり入りにくか
ったりするそうです。これがある意味KYです。此方が発したい空気感は、日
本人対象なので外国人には伝わらないのです。もちろんメニューに英語・中
国語訳を入れたり、看板にEnglish OKや中文??可能(間違っていたらごめ
んなさい)などを表示する事で観光地などの店舗は来客数が上がります。で
すが、言語以外でも様々な地域・サービスに合ったアプローチの仕方があり
ます。どの様な人種がどの様な情報を必要としているか、その特徴をリアル
タイムで把握する事が、商品開発や売り上げ増加の役に立つと思います。
Facebookなどのソーシャルメディアが普及し、海外展開も以前よりは身近に
なりました。
 内需が冷え込む今だからこそ、海外に目を向けていらっしゃる企業様も多
くなってきました。個人的にこれは日本のチャンスだと感じております。日
本の良い製品が、より多くの国々の人の目に触れ、手にとって貰える機会が
どんどん増えて行くと確信しております。
 トランストーン社は多言語+αの制作で、日本を盛り上げていきたいと思
います。
 当社はその他、動画・映像制作、イラスト・楽曲制作、Web制作等も行っ
ております。どの様なご相談でもお気軽にご連絡下さい。柔軟に対応いたし
ます。

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