Members Column メンバーズコラム

さぬきたかまつ ええところ!

木村美加 (KNS四国支部世話人(アクオンスタジオ))  Vol.32

このコラムが始まった時が今年の2月・・・
私の順番はまだまだ先だと思って「何を書こうかなぁ??」と悩みながら日々を過ごしているうちに、
時間は瞬く間に経ち、あれよあれよと言う間に春が来て、猛暑といわれる今年の夏を通り越し(イヤ・・・まだ暑いか・・・)
間もなく立秋を迎えよとしている今回・・・いよいよ私の順番が回ってきてしまいました。

改めましてこんにちは!
香川県高松市在住で、四国支部世話人の木村美加と申します。
さて、タイトルのフレーズ、これは高松まつりの踊りの歌詞をかえたもの・・・。
(ホントは「さぬき高松 芸どころ」なのです。)

今年で45回目を迎えた「さぬき高松まつり」は8月12日~14日の3日間、
高松では一番大きな夏祭りとして開催されました。
私はその、おまつりの宣伝広報委員副委員長という役を昨年から仰せつかっていますが、
高松まつりの宣伝広報に携わったのは5年前から。
その時から、学生を集めた「ものっそ隊」という高松まつりPR隊が結成され、その面倒をみてきています。

というのも、私は高松にある専門学校で「ボイストレーニング(話し方)」の非常勤講師をしているので、
学生を集めやすいだろうという、行政の思惑から引っ張られてしまったのですが。
この5年間、高松まつりのPRということで、
学生達は大型ショッピングセンターでのイベントを企画・運営をしたり、
高松まつりのプロモーションビデオを制作したり、商店街で踊ったり、チラシを作ったり・・・
と様々なことを行ってきました。

最初は専門学校の教え子達だけでPRしていた「ものっそ隊」も
今では高松短大の学生・香川大学の学生と、幅が広がってきました。
しかし、ここ最近の学生は・・・このような公の場所でのボランティア活動よりも、アルバイトを優先していて、
重要な会議の時には集まりません。
一応、「ものっそ隊」としての登録はしていても、参加はしていない。というのが現状です。

それは、学校の姿勢に問題がある場合も。
「ウチの学校の学生はこんな活動をしているので、
是非ウチの学校に!」というような学校のPR活動に使うので、
学生はとりあえず登録しておこう・・・とするケース。
私は、何がイヤって、学生を商品のように扱っている学校の考え方ややり方が大嫌いで一度、
現場の副校長に対して、怒鳴り込みに行きかけたこともありました・・・。
純粋に「高松まつりが好きでみんなに来て欲しい!」っていう学生は、
皆無とは言いませんがなかなかいないのが現状でしょう。
その原因として、「自分が生まれ育ったところ、自分が住んでいるところがどんなところか?」と、
言うことに興味がなさ過ぎる。

高松にはいいところ、いいものがたくさんあります。
特別名勝「栗林公園」。日本の三大水城の一つと呼ばれている高松城。
伝統工芸品の漆・保多織(ぼたおり)・一刀彫・かがり手毬・・・などなど、
さぬきうどん以外に高松が県外誇れるものがたくさんあることを知られていないのです。
そんなことも知らず、ましてや「高松まつり」のことも知らない学生達に
それをPRしろというのも酷なことだということを、今年は特に感じてしましました。

そこで、これからは「高松まつり」だけのPRをするんじゃなくて、
「高松をPRする学生の集まり」が出来ないものか!?
「高松はええところやけん!」と、言えるように。
ただ・・・「香川の学生は元気がない」と、思う面が多々あり、
私は、「香川の学生達を元気にする!」ということが今大きな課題だと思い、
これからいろいろと頑張ってみようかと思っています。
ちなみに、学生のPR隊「ものっそ隊」の「ものっそ」とは
・・・讃岐の方言で「ものすごく」とか「ものすごい」とか言う意味です。
例えば・・・「ものっそ大好き」とは「ものすごく大好き!」という意味。
みなさん、一度使ってみてください。

そして、四国の祭りというとやはり、徳島の阿波踊りに高知のよさこいを思い出す方が多いと思いますが、
このよさこいをとりあげた溝端淳平主演の映画「君が踊る、夏」が先週土曜日から公開されています。
この映画は実話を元に製作されたものですが、
そのモデルとなったよさこいのチームの地方車の音響や音源の制作を当社がしています。
昨年から、劇中で使われているよさこいの曲のレコーディングをウチのスタジオでしたり、
撮影に参加する地方車を作りに、スタッフは高知まで通いました。
感動できる内容の映画なので、よさこいの雰囲気をあじわいながらよければ観てみてください。

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