Members Column メンバーズコラム

いつでもチャレンジ、今を生きる!!

安田耕三 (甲南大学フロンティア研究推進機構)  Vol.99

安田耕三

 甲南大学の安田です。このコラムも二回目、皆さんの記述に触発されて書
いています。
 元気でいる間は、体を動かすチャレンジをと思って、無謀にも大阪マラソ
ンにチャレンジしました。膝の痛みと腰の痛みを以前から持っていましたが、
なんとかなるだろうと楽観でした。酒を飲まない日を探しつつ、トレーニン
グを始めました。最初は10分間走るのが厳しかったけれど、息も慣れ、少
しずつ少しずつと走る距離を伸ばしました。9月頃からは休みの日に住宅街
を30分ほど走れるようになりました。10月末のマラソン当日に合わせて、
せめて20キロぐらいまでは走れるようにと思っていましたが、結果は15キ
ロが最大、そこまでで本番に突入しました。かなり難しいかなとは思いまし
たがあとはやるのみです。ダメなら途中棄権だと、走れるところまで走ろうと。

 大阪マラソンを走ってみて、本当に沿道の皆さんの応援がランナーの励み
になることを感じました。また家族の応援のありがたさが、身にしみました。
 大阪城公園のお堀端で2時間近く待機し、体はすっかり冷え切ってしまい
ました。さらに9時のスタートの合図から、実際のスタート地点まで行くの
に30分程もかかったので、体はかちかちです。走り初めてすぐ、トイレの
あるところにはランナーの長蛇の列です。仕方なくトイレを辛抱しながら、
空いたトイレを探しつつ御堂筋へ、少しトイレの列の短そうなところで並ん
で、10分ほど待って気分爽快。
 その頃には、早く走り始めた方々の戻りのグループに沢山出会いました。
天満での折り返し、日経新聞のあたりでは、飲み仲間の応援に元気をもらい
ました。大阪市庁舎のそばを走って再度御堂筋へ、ヤフードームへの道は長
かった。中間地点この辺でもうダメかなと思いつつ、沿道の方の応援、給水
所の方々の応援、まだ間に合うよとの声に本当に支えられて、走ったり歩い
たりで30キロ地点へ。住之江あたりでは歩いたり走ったり、そして足切り
の時間に使う白いテープを見ながら、関門を辛くも通過。途中からは雨も降
り出して何どもここまでで止めようかと思いつつ、沿道の応援に押されて40
キロ地点へ、雨に濡れた車道を周りの人と一緒に、歩いて、歩いて、そして
歩いて、ゲートまで300メートル当たりで、最後の力を振り絞って走って、
閉門の13分前にようやく入り、完走セーフです。
 今思うに、よく走れたな(後半はほとんど歩いていましたが)と、自分の
体を愛おしく思います。そして多くの沿道の方々の応援が、いかにランナー
に力を与えてくれるかを知る貴重な体験をすることが出来ました。
 人は、決して一人では生きてはいませんね。皆に支えられて生きています。
KNSも多くのみなさんとの絆を強くできる場、多くの方々のおかげで参加
させていただいていますと、このような謙虚な気持ちにさせてもらっていま
す。
 さて皆さん、2012年11月の第二回の大阪マラソンに、是非参加されてみ
てはいかがでしょうか。体の動く間が花ですから。やればできる。

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