Members Column メンバーズコラム

令和と鞆の浦

渡辺幸三 (セイムファクトリ)  Vol.463

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広島県福山市で活動しています渡辺幸三です。久々のコラム執筆です。
2019年、早くも6月に入り、新元号「令和」も馴染んできたのでは。昨年7月初旬、広島では豪雨災害があり、「備えあれば憂いなし」の気持ちで頑張りたいです。
さて、私が住む広島県福山市は新幹線で大阪からは1時間、東京からは3時間半、瀬戸内海に面した風光明媚な場所にあります。以前、KNS「大人の遠足」でご案内した「鞆の浦(とものうら)」があり、昨年5月、日本遺産に認定されました。「潮待ちの港」と言われ、その昔、瀬戸内海を行き来する船が、満ち潮に乗って港に入り、引き潮で出発する港町として栄えました。
ここでは、元号「令和」の出典となった「梅花の歌」を詠んだ歌人・大伴旅人(おおとものたびと)ゆかりの地です。任地の太宰府から帰る際に「「我妹子(わぎもこ)が見し鞆の浦のむろの木は常世にあれど見し人そなき」(万葉集)と詠まれました。

意味としては、赴任地(大宰府)に向かうときに妻(妹子=大伴郎女)と一緒に鞆の浦の「むろの木」を見た。その木はいつまでもあるのだけど、いまは奥さんがいない。仕事を終えて帰るときに妻が亡くなっており、その哀愁を詠まれたと言われています。
いつか時代が変わることも示唆した句とも言われており、私が鞆の浦をガイドするときには
説明しながら、いつも感極まるところです。因みに私の奥さんは元気です(汗)
その場所には、もう「「むろの木」は有りません。石で出来た歌碑だけが常世に残っている
状況です。この歌碑とて、いつまで残るかは誰も言えないところですね。是非、KNS関係者皆様には福山・鞆の浦にお越しいただければと思います。時間合いましたら、私がガイドいたします。
5月は「観光鯛網(たいあみ)」、「弁天島花火大会」があり、7月は「沼名前(ぬなくま)神社・お手火神事」が開催され、沢山の方々にお越しいただいております。
KNS定例会でも色々と話が出来ればと思っています。
皆様とKNS定例会でお会いできますことを楽しみにしております。

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