様々な出会いで今がある

上田智  Vol.652

皆さんこんにちは。上田 智です。
人生初コラムを投稿させてもらいます。
少しややこしい背景での出来事のお話になります。
今までに勤め先の吸収合併に5度出くわし、その職歴書を傍から見ると一貫性がなかったり、こらえ性がないように思われがちな職歴を持っています。色々と苦労も絶えなかったのですが、今となっては自動転職機能付だったなとさえ思えるようになりました。加えてすき間あくこともなく、同じIT業界技術職（ここ3年はコーポレート業務に変わったが）で働き続けてこられた事には感謝である。

同じ業界とは言え、会社が変わる都度取り扱う種別やクラスが相違していたりしたので、扱うテクノロジーの違いやお作法の違い、そして新しい人間関係・・・それなりに、学習や苦労はしてきたつもりです。そんな中、一番の困難は人間関係でした。友好的な方もたくさんいましたが、吸収された側のメンバーであったこともあり、最初から邪険にされる方、陥れようとする方と様々でした。友好的ではない方々はマイナス面が目立ちますが、私の場合そこに忍耐と活力を生み出す出会いとなりました。友好的でない分、見返す気持ちとそうさせない結果を出すこととなったからです。ある意味、自身を成長させた良い出会いとなったのでしょう。
続いて、大きく影響した2件の出会いについてとなります。

まず1つ目は、お客様との繋がり。
4番目、5番目の会社に在籍していたころ、3番目の会社でお客様だった方から、引き続き取引、仕事を多く頂いたこと。3番目の会社は存在しなくなったものの、4番目の会社で商品、業務は引き継がれ継続したお付き合いが続いていた中、4番目の会社から部隊ごとスピンアウトされ、スピンアウトさせられたメンバーの多くで構成される作ったばかりの5番目の会社で、恐らくは取引与信では取引できないレベルであったにもかかわらず、継続して要な業務を任せてくださいました。加えて新たな取引まで頂けることに。更には5番目の会社もなくなり、今いる6番目の会社かつ技術職から離れた今でもたまに、取扱商品の引き合いを頂くこともあります。もちろんもう担当を紹介するだけではあるが、非常にありがたく、感謝でしかない。

そして2つ目、勤務先旧メンバー（戦友？）との繋がり。
5番目の会社設立時に、3番目の会社の本国本社メンバーの繋がりが大きく役立つこととなった。すでに3番目の会社はなくなってから、5年以上は経とうかと言った時期、メンバーも散らばる中、1人の連絡先から、2人、3人とその輪は広がり、商売に必要な部品や機器がたやすく入手できたこと。かかわってくれたメンバーは皆、私のことを覚えていてくれていて、新しビジネスへのエールやさらなる商売の道案内までしてくれた。異国のメンバーたちの親身な対応に助けられた時でした。
こうして様々な出会いが、後に励みになる結果を生み、大きく支えられてきました。職種は違えど、今もなお同じ業界にいて、お客様や異国を含めた旧メンバーとつながりを持てていることは、感謝でしかない。

これら以外にもたくさんの出会いを経て今があるのですが、忘れず大事に守ってきたものがある。それは自身への言い聞かせではあるが、今何が一番大事なことか?ブレずに進み、こいつに任せておけばと思って頂けるにはどうすべきか？それを実現するためには、余計な外野には絶対に屈服しない。たとえそれが不利な状況に追い込まれることになろうとも。と腹を括って進んだこと。良くも悪くも、いろんな出会いがそれを推し進めてくれたのだと思って過ごす日々となっています。もちろんそこには、家族を含め、支えとなった周りのメンバーあってのことでもある。