Members Column メンバーズコラム

うめ☆ラン(梅田コネクト ランニングクラブ)

西田孝廣 (阪神電気鉄道株式会社)  Vol.296

西田孝廣

こんにちは。阪神電気鉄道(株)スポーツ・エンタテインメント統括部の西田です。
最近、コラムにマラソンネタが増えてきましたが、自分も懲りずに1年半ほど前に立ち上げたランニングクラブの話をさせて頂きます。
 毎週月曜の19時頃、大阪市役所の南側に集合し、中之島を通って大阪城を回り戻ってくる約1時間のランニングを、我がランニングクラブ「うめ☆ラン」は行っております。約70名のメンバーの職業は、会社員、経営者、タレントなど様々で、年齢は新卒から60代まで、ランニングタイムは2時間20分で国際大会に出場される方から全くの初心者までと多岐に亘っています。

 発端は一昨年の春頃、梅田ゆかた祭の会議をしている最中、先日の「マラソン井戸端会議」にもお越し頂きましたグランフロント大阪TMOの箕原さんと、お互いがランニングをしていて、また怪我の経験があるので楽しく走れるグループを作れないかなぁと言う雑談から生まれたのが通称「うめ☆ラン」こと「梅田コネクト ランニングクラブ」です。(ちなみに梅田コネクトとは、梅田の活性化の為に当社と阪急、JR西日本、グランフロント大阪TMOで設立した街づくり団体の名称です。)
 当初、この梅田コネクトに所属している4者の会員からメンバーを募り、約20名でスタートしました。立ち上げをした自分はマラソン経験者と言っても我流でタイムも大した事が無いので、練習メニューや練習場所などは経験豊富な箕原さんにお願いをしました。メンバーの大半が初心者ですが、やはり目標を設定した方が練習にも身が入るとの事で、秋の西宮ハーフマラソンに全員で出場し完走できるようになろうと、ランニングステーションが比較的に空いている毎週月曜の夜に練習を開始することになりました。
練習を始めた頃は、早いグループ、初心者グループなど幾つかに分かれて走ってましたが、初心者の方々も慣れてきて、しばらくすると集団で走れる様になりました。自分も今まではランニングは個人の競技として黙々と走っていたのですが、集団になると話をしながら走るのでこれがいたって楽しく、また不思議と疲れずに走れてしまうんですね。話の内容はランの事はもちろん梅田の街づくりから趣味の話まで、皆さんいろんな会話を楽しみながら走っておられました。また自分は飲み会が好きなので、練習後月に一度は「交流会」と称した飲み会を、それ以外でも自分が参加した時は任意の「反省会」と称する飲み会を開催するようになりそれも盛り上がりました。
しかし西宮ハーフマラソンに出場し、全員がなんとか完走できてしまうと、燃え尽き症候群のように若いメンバーを中心に練習に参加する人が激減し、結成半年も経たずにうめ☆ランは解散の危機に陥ってしまったのです。これはやばいという事で、4者以外の梅田界隈で働いている方々や知人にも声を掛けると、案外ランニング好きが多く、徐々に新しいメンバーが増え、1周年を迎える頃には70名を越える大所帯にまでなりました。毎週の練習も確実に10名以上が集まり、終了後の飲み会も更に楽しくなりました。また大阪マラソン、福知山マラソンなどにも複数名で出場し、参加できなかった人は沿道で応援をし、自己ベストを更新する人が出たり、初フルマラソンを4時間少しで走り感動のゴールシーンが味わえるなど、マラソン大会での新たな楽しみも生まれました。
こんな「うめ☆ラン」が設立して1年半が経ち、組織としてうまく成り立っているのは、一人が仕切るのでは無く、メンバー全員が主体的に動いてくれるからだと思っております。例えば月に一度の交流会でも、最初に自分か箕原さんが日程を決めれば、場所の調整、参加者への声かけ、当日の会計などメンバーそれぞれが自然と分担してくれます。やらされ感はありませんし、誰もが進んで役目を買って出てくれます。「走る」という共通の趣味で、仕事の合間を縫って集まる方々なので、非常にポジティブな方が多く、またマラソン大会に出ることだけが目的では無くなり、様々なイベントを各メンバーが行うなど、ミニKNS的なコミュニティになってきたと思います。

このコラムを執筆するにあたりまして、何名かのメンバーに「うめ☆ラン」について質問した回答のいくつを掲載してみます。

【Q1.うめ☆ランに参加して良かったことは?】
・普段の仕事では出会うことのない人と一緒に遊べる事。(20代♂)
・幅広い年代、職業の人と交流が持て、世界が広がった事。(30代♀)
・メンバーに刺激され、もう一度自己記録更新に挑戦しようと意欲が出た事。(40代♂)
・若い綺麗な娘がいっぱいいる事。(50代♂)
【Q2.うめ☆ランがどの様なチームになって欲しいか?】
・ランという共通項を持つ仲間がいつでも気軽に参加できる団体であって欲しい。  (30代♂)
・今のアットホームな環境でずっとあって欲しい。(40代♂・♀)
・サブスリーを目指すランナーからこれからランニングを始めようとする人たちが一緒に気軽に参加できるチームであって欲しい。(60代♂)
【Q3.その他うめ☆ランについて】
・人生の大切な思い出が作れる場、自分を輝かせる事の出来る場。(30代♀)
・高いレベルの人にランの基礎を教わり、大先輩にこれから先の楽しみを教わり、若い方にlineの使い方を学びました。(40代♂)
・若者が多いので、精気をいっぱい吸って若返らせもらいます。(50代♂)
・前を向いてこつこつ走る人から力をもらっています。(60代♂)

回答からもメンバーが「うめ☆ラン」について非常に帰属意識が強く、走る事がきっかけとなり、そこから新たな繋がりが生まれたことがわかるかと思います。元々気軽に走って楽しもうと思って作った「うめ☆ラン」ですが、想像もしていなかった波及効果があり、気が合う新しい仲間も増え、最近は「うめ☆ラン」のメンバーの誰かと行動を共にすることが多くなりました。
またKNSとは、2度「ミニ井戸端会議」を合同で開催し、いずれも好評を頂いておりまして、日程は未定ですが既に3回目の開催もほぼ決定しております。
共通の話題(特にスポーツ)を通じてコミュニケーションを深めることは、異業種の方々との関係を深めやすく、非常に効果的だと言うことがわかり、今後も「うめ☆ラン」の発展のために楽しく走りそして飲みたいと思います。

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