Members Column メンバーズコラム
この1年、頑張りました!
三宅英雄 ((株)アイテック) Vol.243
2月19日に引き続き、今年2回目のコラム、再登場のKNS世話人最長老の三宅です。どんな内容を掲載するか悩んでいたが、12月13日の京都造形芸術大学での定例会の帰路、同行の甲南大学安田さんとの会話のなかで、ふと健康が第一だったなと思った。
今回のコラムに掲載される丁度1年前、右手肘神経の移動手術からの退院し、右手が元通りになるのか非常に不安に思っていた。右手指の筋肉のリハビリを開始したが、日常の動作で意識してのリハビリでは、なかなかその効果が表れず、主治医の先生から半年から1年で8割元通りになるとの話は本当なのかなと思っていた。そのころに、前回のコラムで、「3月8日甲南大学で開催の第44回定例会では、箸が持てないため、マイスプーン・マイフォークを持参しての交流会に参加と、少し格好の悪い姿ですが、ご容赦お願い致します。」と書いたが、実際箸が持てる状況ではなかった。
その頃、ネットで訳ありの帆船キットに目が留まり、早速購入したが、訳ありの意味が、傷のためでなく、部品の欠損と気付いた。その欠損の部品が何なのか解らないため、仕方なく、もう1組の同じ帆船キットを購入し、不足部品を手作りすることにした。結果、都合二隻のカティーサーク帆船で、指先リハビリを兼ねて製作を開始することになった。
この帆船キットは、船体は約200枚の細長い木片を微妙な曲線を組み合わせて貼り付け、さらにその上により薄い木片を貼り付け、その下半分に銅板にて仕上るという非常に手間の掛るもので約2か月を要した。また、最終の帆やマストのロープ張りでも1か月掛り、写真の2隻を先週やっと完成した。
この趣味を兼ねた指先リハビリの成果で、先日の京都造形芸術大学での定例会では、リハビリの目標としていた握りずしを箸で掴むことが出来、指の大切さと、その復活を実感出来た。
一方、KNSに関しては、右手指の筋肉の回復にともない、定例会以外の行事、9月21日~24日のKNS in 台湾と10月4日~5日のKNS in びんごにも参加することが出来た。
台湾では、北嶋さんの案内で普段経験のできないKNS(必ず、飲んで、さわぐ会)を、”ホッターラ”というかけ声(台湾の方言で乾杯という意味)で、参加メンバー全員お酒を堪能した。
また、びんご(福山市)では、渡辺さんの案内で鞆の浦を散策し、その歴史秘話を聞かせてもらった。
今年は、右手指復活のため頑張った1年だった。
皆様のご健康、良い年をお迎えすることをお祈り致します。