Members Column メンバーズコラム

企業理念から生まれた学生通信社

神崎英徳 (株式会社PRリンク)  Vol.143

神崎英徳

皆さん、こんにちは。
KNS世話人の1人、PRリンクの神崎です。
突然ですが質問です。
PRリンクは何人のメンバーで活動しているでしょうか??

正解は…。
社長に、社員が2人、インターン生が3人。
にもかかわらず、毎週火曜になると、淀屋橋の文化財ビル「芝川ビル」の中
にある事務所はごった返し、異様な熱気に包まれます。
その熱気の発生源はPRリンクが運営をサポートする「学生通信社」。
現在、前向きで意欲的な22人の学生が活動しています。

「始まりは企業理念」
 学生通信社はなぜ生まれたのでしょうか。その原点はPRリンクの企業理
念にさかのぼります。PRリンクは2008年1月、企業理念を実現するという
決意のもと生まれました。
その企業理念は「社会性のある企業やNPOの質の高い情報をメディアに届
けることで 子どもたちが安心して暮らせる社会の実現を目指す」というも
の。小さな子どもを持つ父親である私の目から見ると、子どもを取り巻く社
会は不安なことがいっぱいでした。「何気なく食べたものは安全なのだろう
か」「事件や事故に巻き込まれないだろうか」。
そんな不安を解消するために自分ができることはと考えた時、本当にいい商
品、子どもたちのために活動する団体を広く世の中に伝え、そんな商品や企
業ばかりになれば、子どもはスクスクと育つのではないかと思い至りました。

設立以来、PRリンクは社会性のある企業にこだわって、広報活動をサポー
トしてきました。今まで広報活動をしたこともない無名の中小企業を、新聞
やテレビを通じて多くの人に伝えました。もちろんすべてがうまくいくわけ
ではありません。「これは世の中のためになる企業だ」と確信し、最善を尽
くしても、社会的インパクトの大きい大企業のニュースに埋もれてしまうこ
とも少なくありませんでした。

そこで私たちは考えました。「自分たちがメディアになれないか」と。接点
のあったメディアをまわり、自分たちが書いた記事を掲載してくれるメディ
アを少しずつ増やしていきました。

「情報発信だけではダメ」
ある時、こんな疑問が湧きました。「情報発信だけで本当に社会は変わるの
だろうか」と。社会を変えるのはやはり人です。社会を良くしようとする若
い人が増えなければ、社会は変わらない。そこで創業2年半、まだ事業基盤
が安定していてないにも関わらず、半年単位の長期インターン生を受け入れ
ることにしました。
インターン生が成長するためにはどんな経験が必要なのか、その試行錯誤の
中で行きついたことがメディアに掲載する記事の作成でした。取材や記事作
成を通じて、事前準備、タイムマネジメント、ホウレンソウなど社会人とし
て必要な経験を積み、人生の目標となる経営者に出会うことで、学生は驚く
ほど成長していきました。これだけ成長するのなら、もっと多くの学生に経
験の機会を作れないか。

その想いから生まれたものが「学生通信社」でした。

「学生通信社が社会を変える」
 2012年4月に活動を開始した「学生通信社」。
記事を掲載するメディアは、「大阪日日新聞」「産経関西」「オルタナ」「フ
ジサンケイビジネスアイ」と少しずつ増え、学生記者たちの書いた記事はも
うすぐ100本に迫ります。

記者の経験を通じて、将来を支える若い世代が、広く社会を知り、考え、伝
える力を身につけます。また学生の新鮮な視点で、中小企業の社会的価値を
発見し、学生自身が伝えることで、まだ世の中に知られていない企業や団体、
個人の魅力が広く社会に伝わります。
そして中小企業、社会企業の魅力を伝えることで、大企業以外で働くという
選択肢を学生が考えるきっかけが生まれます。

まだこれは絵に描いた餅です。
でもPRリンクは、学生通信社とともに、本気で社会を変えようとしています。
「子どもたちが安心して暮らせる社会」を実現するために。

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