Members Column メンバーズコラム

公務員こそ、内にこもらず、地域へ飛び出そう!

長曽我部亮 (KNS四国支部世話人(松山市管財課))  Vol.41

長曽我部亮

みなさん、こんにちは。四国支部世話人のひとり、長曽我部です。
KNS in 四国(香川)では、多数の方にご参加いただきまして、世話人のひとりとして、改めて、厚く御礼申し上げます。

さて、現在、私は、松山市役所の管財課で、財産管理の仕事を行っております。
財産管理では、使っていない土地を売却したり、貸付をしたりといったことが主な仕事ですが、
面白いところでは、国債や地方債の購入をしたりもしています。

なぜ、管財課の職員がKNSに?と思われるかもしれませんが、
その答えは、最後まで読んでもらえれば分かりますので、お付き合いいただければ幸いです。
(私が知る限り、KNSに公務員の方は多くいますが、ほとんどは商工労働部局の方で、
管財課の職員の方はいないのではないでしょうか。いましたら、ぜひ交流したいので教えてください。)

 私の経歴の中で、人生の転機と言えば、
経済産業省(産業クラスター推進室:当時の名称)に派遣されたことでしょうか。
いわゆる、霞ヶ関と呼ばれている所ですが、
そこでは、北は北海道から南は沖縄まで仕事を網羅しており、非常に刺激のある毎日が続きました。
出向当時は、仕事量に圧倒され、さばくうちに終電を逃し、タクシーで帰ったことも、今となっては良き思い出です。
 また、本省では、全国のキーマンと呼ばれる方々が来られており、
地域の現状や取り組んでいるプロジェクトを熱心に説明している姿を見て、
多いに刺激を受けて、自分もこのままではダメだと思うようになりました。

 さて、そのような思いを持ちながら、「地域産業おこしに燃える人の会」(以下、燃える人の会)にて、
KNSの存在を知り、現在では、定例会などに参加させてもらっています。
 燃える人の会で出会った方々は、自分の本業とは別に、自分の地域はもちろんのこと、
全国レベルで地域活性化に汗をかき、このことは、私にとって「晴天の霹靂」であり、
出向が終わった後は、地域のために、本業以外でも、汗をかきたいと思ったものでした。

 KNSでは、みなさん本業を持ちながら、主体的に楽しく取り組んでおり、
まさに私の活動指針に当てはまっており、今では四国支部の世話人をつとめさせていただいております。
また、役職に縛られることなく、フラットな関係な所も非常に気にいっております。
 KNSの他には、HIP(ホームアイランドプロジェクト)という任意団体にも所属しており、
様々なテーマで四国の魅力を発見し、伝えていくプロジェクトを進めています。
 また、平成20年度からは、これまでの私の社会人経験を少しでも、地域社会に還元できればとの思いから、
地元大学の1・2年生向けに講演なども実施しております。
本当、最近の学生は、やる気に満ち溢れており、こちらが圧倒されております。

 最後に、これからも、「新しい組織には適応すれども同化せず」の精神で頑張ってまいります。
この言葉は、部署が異動しても、KNSを含め、地域に飛び出していることと繋がっているのですが、
公務員の場合、人事異動でまったく別の部署に異動すると、これまでの業務を切り離してしまうことが多いですよね。
 しかし、私は、それはもったいないと思います。これまでのキャリアで培った自分らしさの根源を失わないように、
「組織に適応はするが、同化はしないよう」今後も心がけ、「公務員こそ、内にこもらず地域へ飛び出そう!」
の精神で頑張っていきたいと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
最後まで、ご精読いただき、ありがとうございました。

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