Members Column メンバーズコラム
私の推しと聖地巡礼
荒川一聡 (一般財団法人化学研究評価機構) Vol.552
関東支部の荒川です。
コラムは2回目になります。自己紹介もかねて私が応援している韓国女優ハ・ジウォンさんへの思いを投稿させていただきます。
プラスチックの検査・試験を行っている一般財団法人化学研究評価機構に所属し、東京に単身で赴任して2年半になり、今はKNS関東支部でお世話になっています。コロナ禍で借り上げ社宅のある品川区大井町と東雲の試験所をりんかい線で往復する毎日です。東京赴任は2回目になりますが、前回は東日本大震災後に5月の連休明けから3年間ほど赴任しておりました。その東京赴任がきっかけでハ・ジウォンさんに出会いました。当時大阪から戻った日曜日の晩にNHKで放送されていた韓国ドラマ「シークレットガーデン」を観て、すっかり彼女の演技に虜になり、日本で開催されたすべてのファンミーティングに参加しています。熱烈なファンとして、ドラマの聖地でもある韓国ソウルを観光したことを聖地巡礼?(やじきた道中記編)として、映画「マンハント」の撮影で宿泊された鳥取県の大山レークホテルを夫婦で尋ねたことを聖地巡礼(夫婦旅行大山編)として思い出を振り返りながら、2度3度と延期になっている7thファンミーティングの開催への願いを書きます。
ドラマ「シークレットガーデン」は、歌あり、笑いあり、涙ありのとてもよくできた作品で、最高視聴率37.9%、オリジナルサンウンドトラック(OST)の9曲がK-POPチャートを独占し、共演した男優ヒョンビンさんがドラマのあと入隊し韓国女性がヒョンビンロスとなったなど社会現象にもなっています。ヒョンビンと言えば、2020年流行した「愛の不時着」のヒョンビンさんと言った方が分かるかもしれませんね。
ドラマの内容はファンタジーラブストーリーで、デパートの社長である御曹司のキム・ジュウォン役のヒョンビンさんと貧しいが強くてかっこいいスタントウーマンのキム・ライム役のハ・ジウォンさんが、ある朝目覚めるとふたりの魂が入れ替わることから話が展開していきます。撮影現場になったロッテデパートの入口、キム・ライムが住んでいたアパート、焼き肉店などを前職そごうの同期の友人とふたりで旅行(聖地巡礼)をしてきました。
聖地巡礼~(やじきた道中記編)2018年10月12日から10月15日
関西空港から仁川空港行きのピーチの最終便に搭乗し、空港からホテルへはリムジンバスの最終便に乗るはずが、格安航空によくある出発の遅れで現地には1時間遅れて到着。入関手続きも長蛇の列でリムジンバスに数分間に合わず電車でソウル駅に向かいました。ソウル駅からホテルにはタクシーに乗ることにしましたが、ソウル駅前のタクシー乗り場もコロナ禍前の日本と同じように週末の夜はタクシー待ちの長蛇の列で、タクシーを諦めて徒歩でホテルに向かいました。スーツケースを押しながらしばらく歩きましたが、ホテルと反対方向に歩いていると分かり、彷徨った挙句に空車のタクシーを拾って南大門にあるホテルにやっとこさで到着。弥次さん喜多さんの旅の始まりです。
翌日は景福宮などソウル市内の観光とともに街角ジウォンちゃん(ポスターや飲料水などのパッケージ)探しと聖地のひとつであるライムの住んでいたアパート訪問を予定。ドラマの特集誌に掲載されていた簡易地図と地下鉄6号線昌信駅から徒歩20分ぐらいのタンコゲ公園に隣接しているという雑な情報を頼りに急丘を汗だくになってのぼり、奇跡的にタンコゲ公園を見つけ、ライムのアパートも発見。友人もよく見つけたと感心しておりましたが、韓国でも名所になっているようでタクシーから降りてくる韓国の観光客を見つけてタクシーもあったと思いましたが自分の足で見つけ出せた喜びが勝っていました。夕刻になり広蔵市場でお土産を購入し、屋台でチジミとマッコリでB級グルメを楽しみ、地下鉄鐘路5街駅前の地下街でハ・ジウォンさん主演ドラマ『病院船』のOST CDを発見。13,800ウォンでお買い得感もあり大満足でホテルに帰りました。街角ジウォンちゃんには出会えませんでしたが大満足の1日でした。
3日目はソウル郊外の水原に。1997年に世界遺産に指定された水原華城と「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」などドラマや映画のロケ地として有名な華城行宮を観光。
ソウル駅から地下鉄1号線の各駅停車に乗車し九老駅で乗り換えるか確認のために下車したところ、ドアが閉まり友人を乗せたまま電車は出発、ホームに取り残された私が何とか連絡を取りたいと列車に近づくと下車したおっちゃんにすごい勢いで叱られました。何とか友人と再会でき水原駅に到着、観光案内所で水原華城行きのバス停も教えてもらいバスに乗車しましたが、目的のバス停で下車できず徒歩で戻り、ようやく城郭門のチケット売り場に到着できました。
水原華城では城郭門や一部の区間が有料となっているため、シール式のチケットを購入して胸に貼ります。帰国後チケットをSNSに貼付しましたが、SNSを新幹線に置き忘れてJRに忘れ物の問合せで、このシールが目印として大活躍しました。
水原(スウォン)の名物は、焼き肉カルビですが、案内書にフライドチキンも名物と書かれており、その名も「チキン通り」に向かいました。お腹もすいてのども乾いていたので目の前にあったお店「チンミトンタッ」にふらりと入り、ネット検索したところ現地で1番の人気店。甘辛いタレ味のチキンと普通のチキンの2種類があり、二人でハーフ(半身)を2種類を注文。もちろん生ビールとともにおいしくいただきました。
ドラマ「君を愛した時間」でオ・ハナ役のハ・ジウォンさんがチキンとビールで盛り上がるシーンが何回もありましたが、その理由がよくわかりました。
夕ご飯ではロケで利用した焼き肉店でドラマと同じように豚皮の焼き肉とビール、マッコリ、焼酎を飲み、千鳥足でロッテデパートに行き、入り口を写真に撮りました。かなり酔っ払いましたが満喫した1日を過ごしました。
最終日の午前中はソウル駅付近でお土産を買い、エキナカのイートインで昼食を済ませて仁川空港に移動して帰国しました。
聖地巡礼~(夫婦旅行大山編)2019年7月2018年7月14日から3泊4日
ハ・ジウォンさんのInstgramに大山レークホテルのマスコット犬「ガイナ」や境港界隈の写真がアップされていたことから、夫婦で避暑?もかねて大山レークホテルに宿泊し、境港とともに巡礼してきました。2018年の夏は猛暑で大山寺から続く自然石の石畳をタオルで汗をふくながら散策したと記憶しています。
映画監督ジョン・ウーさんが福山雅治さんを刑事役で起用し日本でロケをした映画が「マンハント」です。ハ・ジウォンさんは女殺し屋レイン役で出演し、岡山県の蒜山での撮影時に宿泊場所としたのが、大山レークホテルです。ホテルのレストランでは、「ここにハ・ジウォンさんが座られていた」とか「宿泊した部屋は1階の角部屋」とか当時宿泊された時のお話しをホテルスタッフの方からお聞きしながら、地ビール「ヴァイツェン」や地酒「八郷」とともに海の幸料理を堪能しました。
「マンハント」は、高倉健さんが主演した『君よ憤怒の河を渉れ』(著者:西村寿行)のリメイク版ですが、映画、原作からも大分話の内容が変わっており、そもそも女殺し屋が登場した記憶はありませんが、ロケは大阪がメインになっており、あべのハルカスや旧生駒トンネル、大阪上本町駅をはじめ、阪神高速道路、中之島などで撮影されていますので、ぜひご覧ください。
ハ・ジウォンさんが撮影オフに道頓堀のたこ焼きを食べたり、股くぐり写真を梅田スカイビルで撮ったりしたときの動画をファンミーティングで観ることができ、大阪を楽しんでくれていることが嬉しく、とてもすごく身近に感じることがでました。
ハ・ジウォンさんの正式なファンミーティングはこれまで6回開催されています。1回目から6回目まですべての公演に参加していますが、初回のチケット予約には及び腰で、妻と次女から背中を押してもらい、ドキドキしながらネット予約をしました。
中野サンプラザで開催された2thファンミーティングでは、彼女の写真集『HAJIWON’S SECRET』発売も同時にあり、発売記念サイン会に参加するには写真集を会場で購入してその場で抽選をするため、開場2時間前から寒空の中で入場待ちの列に並んで見事当選権をゲットしました。台湾から来日したファン集団は一人で数冊以上購入し、やっと1回当選できるかどうかぐらいなので、1冊購入だけで当選した私はとてもラッキーだったと思います。ファンミーティング翌日に渋谷TOWER RECORDSのCUTUP STUDIOで握手と写真集にサインと握手をしてもらい大満足でした。
4thファンミーティングは妻も誘い一緒に参加しました。川崎市で行われたこともあり、川崎大師にも参拝したのも思い出です。
6thファンミーティングは2019年3月に東京、大阪、6月に東京で追加公演があり参加しました。追加公演ではゲーム大会に抽選であたり舞台に上がり、万歩計を腰につけて3分間にどれだけ歩数をカウントできるかハ・ジウォンさんと競争することになりました。ここは頑張りどころと体力の限界まで張り切ったこともあり、舞台から降りるときに階段を踏み外して顔から転倒してしまい、会の進行を止めたり、ハ・ジウォンさん、スタッフ、会場の皆さんに心配されることになり、皆さんに多大な迷惑をかけることになりました。毎回ファンミーティングの終わりの握手会でひと言思いを伝えられたらと毎回ひと言に苦心していましたが、この時だけは日本語で「大丈夫」と言うと日本語が少し分かるハ・ジウォンさんから笑顔が返ってきて、終わりよければと思い帰宅しました。
7thファンミーティングは2020年3月に予定されていましたが、コロナの影響で11月、2021年1月と延期され、これもまた延長になり開催時期も未定のままです。6thファンミーティング追加公演での失態をひと言ハングル語で謝罪と訪日のお礼を述べたいと思い、今年からハングル語の勉強をすこしずつ始めました。まだ文字が記号にしか見えなく、一文字ごとに文字の組み合わせを確認しながら発音している程度です。7thファンミーティング開催はまだまだ先になりますが、勉強する時間をもらったと考え、ハ・ジウォンさんに会える日を思い、自分を励ましながら頑張っています。