Members Column メンバーズコラム
人との出会いの場 ~関西ネットワークシステム(KNS)~
阿部祐一 (KNS四国支部世話人(香川大学学術室研究協力グループ)) Vol.43
俗に言う「転勤族」の私は、何かに引かれる(何かに押される)ままに、
昨年4月に愛媛県越智郡上島町(弓削島)から、高松市に本部を持つ香川大学に異動して参りました。
今年6月に“KNS in 四国”にご参加くださった方はご記憶のことと思いますが、その会場になった大学です。
香川大学では、研究協力グループの総括として、研究基盤の整備、外部資金の獲得、産学官連携等々を担当しております。
関西ネットワークシステムとの出会いのきっかけは、
昨年6月に京都で開催された第8回産学官連携推進会議での藤原貴典先生(岡山大学)との再会です。
藤原先生に誘われ岡山大学で開催された“KNS in 岡山”に参加させていただき、
またまたそこで新たに出会ったのが木村美加さん(高松市)であり、
長川勝勇さん(高松市出身)であり、堂野智史さん、川井保宏さん(高松市)、
長宗我部亮さん(愛媛県松山市)でした。
さらに後日別の機会に話をしていますと長川勝勇さんは経済学部に、堂野さんは文学部に、
私は法文学部(文学部、法学部、経済学部の前身の学部)にそれぞれ在学し、
同じ時期に岡山大学の学生として、それぞれ青春を謳歌していたことが分かりました。
何とも不思議な“縁”を感じました。
それから約1年後の今年の6月下旬、当日は生憎の雨でしたが、
四国支部世話人の一人として、“KNS in 四国”の開催に参画せていただきました。
開催に当たっては、無限連鎖のごとく、いろいろな出会いをいただきました。
普段大学での仕事は、高い塀に囲まれた大学の中でほぼ完結する仕事で、
外部の方々とあまり接することの少ないものです。
そんな中でKNSに参加することは、いろいろな人との出会いがあり、刺激的でもあります。
いろいろな人との出会いが視野を広げてくれます。KNSは私にとって“出会いの場”なのです。
個人的な話になりますが、休日には、菅笠をかぶり、金剛杖を手に四国八十八か所を歩いています。
そうです“お遍路さん”です。
香川県は「涅槃の道場(23か寺、全長約153km)」として、
第66番札所・雲辺寺(実は徳島県)から結願の寺第88番札所・大窪寺があります。
歩き遍路ですと1日に20数kmで(場所にもよりますが)3~4か寺お参りすることができます。
この頃遍路をする人の目的がどんどんと変わってきているとのことです。
たぶん私もその一人かと思いますが、信仰でもありますが“癒し”を求めての遍路です。
普段あまり歩かない者が歩くと結構足が痛くなりますが、
いろいろな人が話しかけてくださったり、声を掛けてくださったり、
ときには“お接待”をいただくことがあります。
それは食べ物(みかん、お菓子)であったり、道案内をしてくださったり、
いろいろとお接待をいただきます。
また、同じように“歩き遍路”をされている方、地元の方等々いろいろな出会いがあります。
こういった人達との出会いが励みになり、癒しになり、おかげさまで元気に、健康に生きていけます。
これからもいろいろな出会いがありますように。
KNSでお会いしましたら、ご気軽に声を掛けてやってください。
柄にもなく、またとりとめもないことを書いてしまいましたが、
人との出会い(そこには不思議な“縁”が存在するのだと思います。)について書き進めてきたつもりです。
ふと昔、グレープ(さだまさしと吉田正美)が人の縁を歌った「縁切寺」を思い出しました。
そうなんです。人の縁とは摩訶不思議なものなのです。なぁ?んちゃって。
最後まで読んでくださいましたことに感謝申し上げます。