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原付二種で行く おすすめディープツーリングスポット5選

山﨑 陽平 (大阪信用金庫)  Vol.812

こんにちは、大阪信用金庫の山﨑です。

 

突然ですが質問です。

信用金庫の営業職で働くことによって一番身につくスキルとは何でしょうか?

 

金融の知識?コミュニケーション能力?ストレス耐性?

もちろん、どれも営業として働けば自然と身につく大切な力です。

しかし、私が胸を張って答えるなら――

 

それは、「バイクの運転スキル」です。

 

信用金庫の営業マンは、お客様を訪問する際、基本的に車は使いません。雨の日も風の日も、原付バイクにまたがって地域を駆け回ります。

営業時代、「自分はいったいどれくらい走っているのだろう」と気になり、バイクの走行距離を記録してみたことがあります。すると、記録していた3年7か月の間に約14,372kmを走っていました。これは大阪から南アフリカまで行けるほどの距離みたいです。

ときには細い路地裏や未舗装路(もちろん私有地は除きます。)を走ることもあり、気づけばどんな道でも臆せず走れるようになりました。この経験だけは、誰にも負けない自信があります。

 

そんな私ですが、数年前に125ccのバイク、いわゆる「原付二種」を購入し妻を後ろに乗せて近畿各地へツーリングを楽しんでいます。

ここで少しだけ「原付二種」についてご紹介します。原付二種とは51~125ccのバイクのことで、原付一種である50ccよりもパワーがありながら、通常のバイクよりも維持費は比較的安く、高速道路には乗れないものの一般道では非常に快適に走れます。

また、原付一種50ccにあった30km/hの速度制限や二人乗り禁止などの規制もありません。(最近新基準原付なるものが出てきていますが、話し出すとキリがなくなるので、ここでは無視しておきます。)

細い道にも入れ、駐車場所にも困りにくく維持コストも低い。にもかかわらず、規制は比較的少なくある程度快適に走行できることから、「気軽に旅を楽しめる相棒」として人気があります。

今回は、そんな「原付二種」だからこそ楽しめる、大阪近郊のちょっとディープなツーリングスポットを5つご紹介します。

 

①日本最大の傾斜度 国道308号「暗峠」(東大阪市~奈良県生駒市)

「国道」と聞けば、広くて走りやすい道を想像する方が多いでしょう。

しかし暗峠は違います。車一台がやっと通れる狭い道、ところどころに残る石畳、そして最大勾配48.7%ともいわれる日本有数の急坂。あまりの険しさから「国道」ではなく「酷道」と呼ばれることもあります。

大型バイクでは取り回しが難しく、50ccでは登ることに苦労するほどですが、適度なパワーとコンパクトさを兼ね備えた125ccの原付二種なら、このスリルを存分に味わえます。

大阪からのアクセス ★★★★★

絶景(映えスポット)★★★★

路面状況      ★★

安全面       ★

スリル       ★★★★★★★

 

②名阪国道じゃない方 国道25号「非名阪」(奈良県天理市~三重県亀岡市)

大阪と名古屋を結ぶ名阪国道は、快適な高規格道路として有名ですが、原付は通行できません。そこで原付二種ライダーが通るのが、旧道にあたる「非名阪」です。

実はこの道、徳川家康が本能寺の変の後、「神君伊賀越え」で三河へ戻ったルートにも近い歴史ある道です。

景色は正直、華やかではありません。山道が延々と続き、交通量も少なく、少し心細くなるほど静かです。ですが、歴史に思いを馳せながらのんびり走るには、こんな道も悪くありません。

大阪からのアクセス ★★

絶景(映えスポット)★★

路面状況      ★★★

安全面       ★★★

寂しさ       ★★★★★★★

 

③原付が通れる高速「六甲有料道路」「六甲北有料道路」(兵庫県神戸市)

高速道路には乗れない原付ライダー。それでも信号のない快走路を走りたい。そんな願いを叶えてくれるのが六甲有料道路と六甲北有料道路です。

約20km続く快適な道路で、一部区間は制限速度70km/h。しかも125ccまでの原付も通行可能です。(六甲北有料道路は原付二種のみ通行可)

さらに全線走っても原付料金は40円。もうそれなら、いっそ無料にしてくれても、、、と思うほど安いです。

ただし、スピードを出す車も多く、こちらは125cc。70km/hで精いっぱいという場面も少なくありません。バックミラーをこまめに確認し、安全第一で走りましょう。

大阪からのアクセス ★★★★

絶景(映えスポット)★★★

路面状況      ★★★★★

安全面       ★★

煽られ度      ★★★★★★★

 

④船で行く“アワイチ”「淡路ジェノバライン」(兵庫県明石市~姫路市)

バイク好きなら一度は耳にする「アワイチ(淡路島一周)」。普通なら明石海峡大橋を渡りますが、原付は通れません。

そこで登場するのが「船」です。明石から岩屋まで運航するジェノバラインでは、125ccまでの原付も一緒に乗船できます。

料金は大人700円、原付630円とお財布に優しく、自分の愛車と一緒に船旅ができるという、少し特別な体験が味わえます。

ただし油断は禁物。私は目の前で船を逃し、「まあ次でいいか」と周辺を散策しているうちに、なんと次の便にも乗り遅れました。結局、その日は淡路島へ渡ることなく帰宅。ツーリングで一番大切なのは、もしかすると計画性なのかもしれません。

大阪からのアクセス ★★

絶景(映えスポット)★★★★

路面状況      ★★★★★

安全面       ★★★★

計画性の大切さ   ★★★★★★★

 

⑤日本三景を原付で走る「天橋立」(京都府宮津市)

最後は日本三景・天橋立です。

実は、天橋立の砂浜部分は125cc以下の原付で走行できます。車では味わえない、まさに原付ならではの特別な体験です。

もちろん、高速道路を使えない原付では天橋立まで行くことに苦労します。50ccの原付一種ならば体力的に日帰りでの往復は難しいでしょう。

原付二種なら、骨は折れますが何とか1日で行って帰ってこれます。それでも、その苦労を忘れるほど景色は素晴らしく、「来てよかった」と心から思える場所です。

ただし、砂浜を走る以上、塩分によるサビは避けられません。私もツーリングから一週間後、車体に小さなサビを見つけてショックを受けました。天橋立ツーリング後はすぐに洗車しましょう。

大阪からのアクセス ★

絶景(映えスポット)★★★★★

路面状況      ★

安全面       ★★★

車体の錆び度    ★★★★★★★

 

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した場所は、どれも「原付二種だからこそ楽しめる」スポットばかりです。

速さを求めるなら大型のバイクという選択肢もあります。しかし、寄り道を楽しみ、細い道へ入り、ときにはフェリーに乗り、日本三景の砂州まで走れてしまうのは、原付二種ならではの魅力です。

もし休日に少し時間ができたら、ヘルメットをかぶって近場へ出かけてみてください。きっと、車では気づかなかった景色や、新しい発見が待っています。

以上、完全に趣味の話でした。

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