Members Column メンバーズコラム
KNS第67回定例会にご参加ください (12月14日開催)
田中宏和 (株式会社みのりの里) Vol.489
わたくし、田中宏和は株式会社みのりの里という羽曳野市と羽曳野市商工会、JA大阪南の出資でできている第三セクターの会社(市の外郭団体)に勤めています。
この会社では、市役所内や市内で稼働している様々なコンピュータシステムの管理や運用、公共施設の指定管理運営や文化事業、生涯学習事業の実施、公園管理など多種多様な業務を行っています。
その中で、私は主に指定管理による公共施設の運営業務や文化事業・生涯学習事業の実施業務に従事しており、今回、12月14日土曜日に開催される第67回定例会を、私たちが管理運営している施設で開催できること、とても嬉しく思っています。
私が関西ネットワークシステム(KNS)の存在を知ったのは、2003年のことでした。
当時、指定管理者制度は実施されておらず、市から受託事業として羽曳野市と二人三脚のような形で、羽曳野市立生活文化情報センター(LICはびきの)の管理運営を行っておりましたが、当館で開催されております生涯学習事業「はびきの市民大学」に、KNS世話人であり友人の廣田さんがKNSから講師として来られていました。
偶然、見かけたので「どうしたのですか」と聞いた時にKNSの存在を知りました。
2006年にKNSメンバーが講師となったはびきの市民大学講座に参加した、地元で経営コンサルタントをされていた方が定例会に興味を持ち、この方が、はびきの市民大学で経済を学ぶ講座を受講した有志で2004年に異業種交流とマーケティング情報の交換を目的として立ち上げた「はびきのマーケティング研究会」のメンバー数名が定例会に参加しました。
はびきのマーケティング研究会は現在、毎月第一木曜日の19時からLICはびきのにて、定例会を開いており、参加者が2?3人の時もありましたが今は毎回10人前後の参加者(正規メンバー)で自分の仕事のことや、街のことなど多種多様な話題でコミュニケーションしています。
メンバーのひとりは「農業をやりたい!」と業界に飛び込んだ新規就農者もいて、今回の定例会では活動紹介にて彼女のこれまでの苦労や葛藤、これからの夢などを熱く語ってもらう予定です。
はびきのマーケティング研究会の定例会の中で「KNSの定例会を羽曳野で開催しても面白いのではないか」という意見があり、私個人としてもKNS定例会に参加する中で、「自分たちが管理している施設で定例会を開催し、多くの方に羽曳野市に来て欲しい」と考えていたので、世話人の方に相談し、今回、12月14日開催の定例会を羽曳野市で開催していただくことになりました。
ニュース等でご存知とは思いますが、2019年7月、堺市と羽曳野市や藤井寺市に広がる百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録が決定しました。
数年前から「今年こそは決定か!」と楽しみにしていましたが、なかなか決まらず、今年やっと決定しました。
ここに至るまで行政機関はもちろんですが、地域で観光ボランティアガイドの活動をされている市民活動団体は来訪された方に対して巡るルートを案内しながら古墳など歴史遺産の解説をされていたり、各企業においても古墳を形取ったグッズやお菓子などを販売されていたりと、世界文化遺産登録に向けて盛り上がりを見せていました。
世界文化遺産登録が決定してからは、市を訪れる観光客もさらに増えており、観光バスの駐車場確保など課題は多くありますが、観光ルートの案内看板の充実や古市駅前に特産品や古墳関連グッズなどお土産になる商品を取り扱う店もオープンし、少しずつですが市内の機能も充実してきております。
今回のKNS定例会においては、第一会場の羽曳野市市民会館から途中で第二会場の羽曳野市立生活文化情報センター(LICはびきの)まで歩いて移動していただくことになり、日本遺産にも登録されている日本最古の国道とされる竹内街道(たけのうちかいどう)を通っていただき、その道すがら白鳥陵古墳を眺めていただく予定となっています。
そしてここでは、羽曳野まち歩きガイドの会にご協力いただき各観光スポットで解説していただきます。
LICはびきので開催する第二部の井戸端会議では、使うキーワードに羽曳野らしいワードも入れてあるので、どんな展開になるのか楽しみです。
井戸端会議の後は皆さんお楽しみの交流会となりますが、ちょっとその前にLICはびきのに設置されているパイプオルガンの音色を聞いていただこうと思います。
このパイプオルガンは2001年1月の開館当初から設置されており、2021年1年に開館20周年を迎えますが多くのコンサートを開催しており、LICはびきののシンボルとなっています。
このパイプオルガンの音色を聞いていただく時間を設けております。
演奏者は羽曳野市在住のオルガニスト土橋薫さんです。
当館ではこのパイプオルガンを使って土橋薫さんを中心にプロのオルガニストによるオルガン講座も開いており、オルガン講座修了生より日本人初となる国際バッハオルガンコンクール優勝者を輩出しました。
皆さんに羽曳野市の魅力を知って欲しくて、ギューッといっぱい詰め込んだ感はありますが、12月14日のKNS第67回定例会には、ぜひ参加していただきたいです。
お待ちしております!