Members Column メンバーズコラム
KNSとの出会い、感動、そして、これから
武村智司 (KNS世話人(滋賀県)) Vol.17
みなさま、こんにちは、滋賀県の武村です。
KNSの世話人をさせていただいています。
2003年に近畿経済産業局に出向していた時に、「産業クラスター活動」に関わっていました。
その時、KNSの産業クラスター研究会に参加したのが、KNSに関わったきっかけです。
KNSの活動に参加していくうちに、関西地域の大学をはじめ、
青森、三重、岡山、広島、沖縄での定例会などに出席して、各地の素晴らしさに出会いました。
青森では、県立美術館を訪れました。建物は真っ白で、中には10mはあると思われる
「あおもり犬」の作品に出会い、さらに、十和田湖市の現代美術館では、
「まち」の空間と現代アートを相互に混ざり合っている風景に触れることができました。
広島では、呉の「大和ミュージアム」では10分の1スケールの戦艦「大和」が再現され、
港で潜水艦などの実物を見ることができ、感激しました。沖縄では海辺の喫茶店で、
地平線を眺めながらのんびりした時間を過ごすことができました。
三重では、松坂牛のホルモン焼きに舌鼓をしました。
KNSに関わってきたから、こうした経験や時間を過ごせたのだと思っています。
そして、さまざまな人たちと出会い、いろんなことを見聞きしているうちに、
多くのことを学び、自身のライフスタイルにも大きく影響したと思っています。
また、各地の定例会等で「滋賀」を紹介する機会に恵まれたことで、
「滋賀」を改めて見つめなおす機会にもなりました。
また、KNSの「まちづくり研究会」などで、地域でまちづくり等に取り組んでおられる現場を訪ね、
その活動についての話を聞いたりすることは、自分自身にとって大きな発見や気づきの連続でした。
滋賀県の湖北にある地域のまちづくり活動を少しお手伝いしていますので、ここで、ちょっとご紹介します。
滋賀県米原市にある上平寺という地域では、「上平寺まちづくり推進委員会」によって、
今日まで大切に残されてきた遺跡をふるさとづくりの中心として、
平成14年から史跡の「京極氏庭園跡」を舞台に、山麓の大自然の中で講演や野外コンサートなどの
『上平寺戦国浪漫のゆうべ』が開かれています。
全国から500人を超えるファンが集まり、伝統芸能や音楽などを楽しみ、
住民の人たちの手作りによる3000灯の行灯が真っ暗な山中にライトアップされ、
幻想的な世界が広がり、戦国の浪漫の時間を過ごすことになります。
この取り組みは、ふるさとの歴史を知り、地域の人たちから振る舞われる豚汁などを食べながら、
森のマイナスイオン(?)を浴びて、とてもいい気分にもなります。
何人かの仲間と一緒に参加して、この3000灯の行灯に火をつけ、
お祭りが終わると消すという作業をお手伝いしています。
こうしたフィールドワークを通じた交流から、改めて地域やそこに住む人々の魅力に触れ、
「地域を知る・まちの良さに触れる」ことができのではないかと思っています。
KNSの醍醐味はなんと言っても、「交流会」です。
KNSでは、「これからが本番」と称して、必ず「交流会」があります。
交流会では、幅広い分野の人たちが肩肘をはらずに自由に意見交換をしており、熱気とパワーを感じます。
KNSは、産学官のそれぞれの分野で活躍されている素晴らしいメンバーで構成されているネットワークです。
KNSのメンバーの人たちとお会いすると、元気になります。
エネルギーがチャージされるような気がします。
KNSの基本は「人と人とのつながり」、そして、自由なコミュニケーションが、
人と人とが信頼を深めていくのではないかと思っています。
KNSの活動を通じて、全国に人的ネットワークが広がり、
全国にもこうしたコミュニティ活動があることを知ったことは自分自身にとって大きな財産となりました。
今後も、こうした活動を通じて、情報交換や意見交換を行いながら、
様々な方々ともネットワークを広げていきたいと考えています。
これからも、世話人として頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します。