Members Column メンバーズコラム

9月14日(土)はみんなで奈良へ行こう – 奈良女子大学へ –

竹田博康 (奈良県まちづくり推進局 奈良公園室)  Vol.475

竹田博康

皆さん、残暑お見舞い申し上げます。
梅雨と言いながらも雨が少なかった6月から7月、うって変わって、最近は雨が降ってばかりの毎日ですが、9月14日は、皆さんの熱気で大いに晴れ間が出て、熱?い夏の最後を飾りましょう。
今年、奈良女子大学は、大学創設110年を迎えています。
http://www.nara-wu.ac.jp/
その記念すべき年に、KNSの第66回定例会を奈良女子大学で開催できること、大変うれしく思っています。→ http://www.kns.gr.jp/schedule/2028.html
今回は、昨年の奈良県立大学に引き続き、2回目の奈良での定例会となりますが、今年も昨年同様、大いに盛り上がりたいと思います。
さて、奈良女子大学のシンボルは何と言っても、記念館です。

この記念館は、国の重要文化財にも指定されている見ごたえのある木造建築物ですが、ここで第1部を開催します。普段はなかなか入れない場所となっていますが、この中をゆっくり見ていただくだけでも値打ちがあると思っています。
https://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/about/pdf/39-40.pdf
第2部は、恒例のプレゼン大会。
この合間にも、奈良女子大学をゆっくりご覧いただき、堪能していただければと思います。学内には、シカもたびたび訪れ、皆さんを癒してくれることでしょう。
少し最近の奈良での話題や動きについて、紹介したいと思います。
いよいよ、2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね。
奈良でも、このビッグプロジェクトに合わせ、さまざまな取り組みを進めています。
国内観光客はもちろんですが、昨今のインバウンドの波をさらに加速させる取り組みとして、また、皆さまを気持ちよくお迎えする取り組みとして、奈良の目抜き通りとなる大宮通りを中心に、大宮通りプロジェクトを進めています。
中でも、奈良は、泊まる場所が少ない、いいホテルがないと言われ続けてまいりましたが、この課題を解消するべく積極的に誘致を行った結果、大宮通りプロジェクトの取り組みの一つとして、奈良公園、平城宮跡の間に、『JWマリオットホテル奈良』が来年春のオープンの運びとなったところです。
JWマリオットとは、マリオット・インターナショナルのホテルブランドの中でも最高級のラグジュアリー・ブランドで、世界の主要都市やリゾート地に立地にしており、世界 25 カ国に 75 軒を展開しています。
なお、『JWマリオットホテル奈良』は、敷地面積 約4,000 ? 、延床面積 約 15,000 ? 、 客室数 158 室の規模です。→ http://www.pref.nara.jp/secure/185799/(4)mariotto.pdf
この場所には、隣接してコンベンションセンターを整備し、NHK奈良放送局も移転し、同時にまちびらきを行うことから、県の観光・交流・情報発信の拠点となることを期待しています。→ http://www.nara-cc.jp/
また、今年の4月には、奈良公園バスターミナルがオープンしました。
奈良県庁に隣接したこのバスターミナルが、奈良公園のゲートウェイ、ランドマークとなり、皆さまをお迎えしております。
奈良公園の周遊環境を高め、アメニティを改善するものとして、また、奈良を学び、奈良を感じる施設として、これから皆さんに成長させていただく施設であると思っています。是非是非、奈良に来られた節はお立ち寄りください。→ https://npbt.jp/
この奈良女子大学での定例会が終わりましたら、奈良は、一番過ごしやすく、ゆっくり訪れていただける季節となり、本格的な観光シーズンに入ります。
今年は、正倉院展も奈良、東京の両国立博物館で同時に開催されるとのことで、秋の話題は奈良一色になりそうですね。
奈良に来られる皆さまには、少しだけお願いしたいことがあります。
最近、ビニール袋の誤飲により、奈良のシカが亡くなっているというニュースを皆さまもよく見かけられるのではないでしょうか。
奈良に来られる時は、なるべくビニール袋にものを入れてものを持ち歩かないようにするなど、ご協力をお願いします。
また、そろそろ雄シカは発情期に入ります。雄シカは、雌シカを追いかけている時は周りが見えなくなり、危なっかしいところもありますので、注意してお越しくだされば、楽しく奈良公園を満喫いただけるものと思います。
このように、奈良は、市街地の中に天然記念物の野生のシカが住み、また、東の方に進んでいくと、程なくして特別天然記念物の春日山原始林があるなど一帯が世界遺産となっている類稀な場所であり、世界の皆さんから愛される場所となっています。
この秋、奈良女子大学での定例会にご参加いただき、さらに、その後の奈良もリピーターとなって楽しんでいただければ幸いです。
奈良で皆さまをお待ちしておりますね。

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