Activity Report 活動報告

【関東支部】ミニ井戸端会議 Vol.23

上家和子

KNS関東支部ミニ井戸端会議の開催報告です。日本医師会総合政策研究機構 上家 和子(かみや かずこ)さんによる「日本の医療体制は持続可能か?勤務医の働き方ととりまく現状」について話題提供いただきました。日本の臨床医数は1000人対比2.3人とOECD加盟国の中では低位。医師の養成は医学部の入学から短くて10年かかる。近年、医科系学部が理系女子(リケジョ)の受け皿なっており、女性医師も増加している。一般的に言われる女性就業者のM字カーブは女性医師にも見られ、ライフイベントで離職した人材のすべてが職場に復帰するわけではない。医師は男女を問わず、経験知を高めることを好感し、受診数の過多や宿直明けの連続勤務を問題視してこなかった。一般的に“ブラック”と呼ばれそうな勤務実態も、労使で甘受してきた面がある。このような課題を受益者である国民を含めて議論し、存続可能な医療体制を考えて行く必要がある。このような課題は全員が関係あるのに,認識してこなかったテーマです。身近で切実なお話に議論は尽きませんでした。当日の参加者は、話題提供者を含め9名でした。

【日時】:2018年1月18日(木)18:30 – 20:00
【場所】:一般財団法人化学研究評価機構(JCII)会議室
     東京都千代田区岩本町2-11-9イトーピア橋本ビル7階(1階が岩本町郵便局)
     http://www.jcii.or.jp/about/office.html
【話題提供者】:上家 和子さん 日本医師会総合政策研究機構 主席研究員
【テーマ】:日本の医療体制は持続可能か?勤務医の働き方ととりまく現状
【懇親会】:完全個室ダイニング「月の竹」 東京都千代田区神田須田町2-11-8 玉甚ビル1F

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