Members Column メンバーズコラム

KNSとの出会い

中川健太 (株式会社さかい新事業創造センター)  Vol.83

中川健太

 私が初めてKNSの存在を知ったのは、今から7年程前のことです。
当時、私は地元の大阪を離れて東京の大学で学生生活を送っていましたが、
「将来何を仕事にして生きていこうか」という学生共通の課題を抱え、大学
の図書館でヒントとなるような本を探していました。そこでたまたま手にと
ったのが、当時一橋大学で教鞭をとられていた関満博教授が書かれた地域活
性化に関する本でした。読み進めていく中で、中国シンセンに「テクノセン
ター」という日本の中小企業の現地進出をサポートするための工場団地があ
り、そこでは夏休みの時期に大学生のインターンを受け入れている、という
話がありました。それを知ってすぐさま、「ここに行けば何かありそうだ!」
と直感的に思った私は、早速インターン参加の申し込みをして中国に向かい
ました。

 そこには私と同じような立場の日本人大学生10数名が来ており、現地の
中国人ワーカーさん(15歳~20歳位の若い方がメイン)とともに二段ベッ
ドの部屋で共同生活を送りながら、現地進出されている企業さんの工場見学
や中国人ワーカーの皆さんに交じってのライン作業等をさせて頂きました。
この当時はまだまだ中国が「世界の工場」と呼ばれていた頃で、そのパワー
と勢いたるやすさまじいものがあり、たった2週間程度の滞在でしたが、「現
場」で過ごした経験は今でも自分の中で大きな財産となっています。
 さて、その時にインターンで一緒だった一橋大学関ゼミのメンバーと話を
する中で、関教授の本を読んでインターンに参加した、と伝えたところ、「そ
れだったら、関ゼミに参加したらいいよ。是非おいでよ。」ということにな
り、帰国後、今度は部外者にもかかわらず関ゼミに参加させて頂くことにな
りました。それから東京での学生生活が終わる1年半程の間、関ゼミに通い
続けましたが、その中で今でも続く多くの仲間や多くの場所(KNSの皆さ
んにもおなじみの隠岐の島海士町や島根県斐川町、岩手県宮古市などなど)
に出会うことができ、様々な方のお世話になりました。
 そんな中、自然な流れでKNSについても知ることができたのですが、そ
んな私が初めてKNSに参加をさせて頂いたのは2006年11月25日(土)に
神戸市産業振興センターで行われた第15回定例会・第6回INS in 関西の時
です。関教授が記念講演をされるということでゼミメンバー数名で参加させ
て頂きました。今思い返すと、失礼な話ですがその時のKNSの印象は「本
当に多くの大人の人達が一同に会してどんちゃん騒ぎをしている場所」、と
いったところです(笑)。交流会のパワーとエネルギーがすごかった!とい
うのが、記憶の中にくっきりと残っています。
 その後、東京での生活を終え、それまで自ら学んできたことを糧に地元大
阪で地域活性化の仕事に携わりたいという思いをもって自治体職員となり、
昨年度より株式会社さかい新事業創造センターでインキュべーション施設運営の仕
事をさせて頂いております。
 KNSに本格的に参加をさせて頂くようになったのは昨年度からですが、
自分が携わる仕事の大先輩の方々と話をさせて頂く中で勉強させて頂くこと
は多く、いつも刺激と元気を頂いています。
 日本全国の多くの方々と出会い、語りあえるKNSにこれからも積極的に
参加させて頂き、自分の仕事や人生の糧にしていきたいと思っています。今
後ともお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ps.
写真は、数年前に隠岐の島海士町に行った時に来島者紹介用に撮影して頂い
たものです。学生時代に関ゼミメンバーと一緒に訪れて3か月間現地に住ん
で以来、頻繁に行かせてもらっています。景色や食べ物はもちろんのこと、
住民の皆さんも素晴らしい方ばかりです。まだ行かれたことがない方は是非!

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