Members Column メンバーズコラム
間違いなく父親からのDNAメッセージはモノづくりでした!!
長野泰幸 (株式会社大成モナック) Vol.392
KNSメンバーの皆様、こんにちは。株式会社大成モナックの長野と申します。
この度はコラム執筆の機会をいただきありがとうございます。
自己紹介も兼ねまして日々なにをしているのかこの場をお借りし紹介させて頂きます。
生まれは和歌山県のすさみ町というところです、海と山と町並み少々の大自然ど真中の完全なる田舎環境(いい所です)、高校まではここで育ちました。その後建築を学ぶために大阪の学校へ、そこを卒業してそのまま建物の設計や現場監督を経験しながら頑張っていたのですが、ん?何かおもしろさが見つからず、すこし寄り道してしまいます、、、
今現在の仕事に落ち付くまでは色々とありました、が気が付けばあっと言う間の35年・・・モノづくりメッカ東大阪の真ん中で日々物を作る事に従事させて頂いております。具体的には各企業様の新製品開発の為の試作品作りをさせて頂いており時折町の発明家の方々のお手伝いもあります。さてここからモノづくりの世界どっぷりに至った経緯を書かせて下さい。幼少期にと飛びます、物心が付いた頃には何某かいろいろと物を作っていました、道具・工具好きな父親(JR.旧国鉄マン)の影響もあってか気が付けば半だこてやレンチ類ノミ・カンナ・のこぎり・電動工具その他、その頃の実家には普通に工具・道具用引き出し?なるものがありそれも結構大きくて、大工さんの叔父が借りに来るほどの充実ぶりで・・・DIY漬けだったのですねこのころは、庭に池を作ったり飼い猫の専用玄関を作ったり、あと小物の代表作には当時流行っていたボーリングゲーム・野球盤・・・プラモデルも沢山作りました(この頃に鉄っちゃん要素が少し芽生えてきます)、それから後ほど出てくる脱線?寄り道の原因になったエレキギター(演奏可)やフルレンジ密閉型スピーカー等々ほとんど素材は木材ウッドですが出来は良かったですよ写真がないのでお見せ出来ないのが残念ですが。ここから大阪編、建築業界での仕事から外れてから程なく偶然建築を学んでいた友人と京阪電車で出会い学生時代にやっていたバンド活動が再燃してしまいます。小さな音楽事務所にも所属したりして友人と本気でプロミュージシャンを目出して大阪キタやミナミでライブを定期的にやっていた時期もありました(20代前半)、がいつのころからか気が付けば友人や仲間達が就職して行くのを目の当たりにする用になり私も焦ってしまい夢半ばにして挫折、就活を真剣に始める事に(25歳)このころに今の奥さまと出会います(笑
しばらくはなぜか苦手な営業職に甘んじていてOA機器等を売っていた訳ですがまたまたなんか全然違うよな?と思い1年半で退職、程なくたまたま情報誌で見つけたのが今の職、工業デザインモデル試作業でした。これがやればやる程なんてぴったりな仕事なんだろうプラモデル作り感覚の作業が仕事になるなんて、と思いながら先輩方に技術を叩き込まれつつ5年10年いつの間にか教える側になり35年の歳月がながれました。この間Windows95からのPCの進化もあり、携帯電話、スマホ等々、新製品のモノづくりに殆ど全て関ってきました今はEV(自動車関係)にも関わっており社内ではウエイト重いの案件になっています。ここ10年ほどは最新のデジタル機器を使用する事が増えて手にする道具はかなり変化していますが3Dプリンター、スキャナーは無くてはならないツールになっています。それから違った業界への参入のエピソードを書きます。普段の仕事も面白いのですが(見積もり作業は楽しくないです)今いちばんうれしく思っているのは古生物の案件に関った事です。2006年に発見された和歌山県民として県の宝(梅・みかん、ではなく)6500万年前の大型化石、その後の展開に関れた事です、あのジュラシックワールドのワンシーンを飾っていた最強の大型海洋爬虫類モササウルスそのレプリカづくりを我々のチームで作り上げた事です。受注に至った時には嬉しい反面最後まで完成できるのか不安要素もたくさんありましたが素晴らしい仲間に恵まれ完成度の高い物を収める事が出来ました。工業製品ばかりでは受注自体の浮き沈みも激しく何とか社内のシーズを実りに変えたいと本気で動いておりましたところ縁あって県の博物館の仕事に関わる事が出来るようになりした、まさか博物館に私達作ったものを収める日が来るなんてありえない事でしたしかも今は常設展示されています。
まだまだいろいろとエピソードはありますがこのあたりで閉じます。
来年還暦を迎える今となってもモノづくりに関っている事が自慢です、
今月中には2台目の3Dデジタル機器を搬入する事になっておりまだまだ
前向きに頑張るつもりでおります。
基本的にはみんなでワイワイ飲み会や賑やかな場が好きなので
気軽に声をかけて下さい、今後ともよろしくお願いいたします。