Members Column メンバーズコラム

KNS「志ある経営者研究会」発足しました!

長川勝勇 (大阪イノベーションハブ(OIH))  Vol.307

長川勝勇

KNS世話人のひとり、長川勝勇です。皆様、平成28年度のスタートダッシュはいかがだったでしょうか!?きっと素晴らしいスタートを切って日々加速中のことと思います。
私もスタートダッシュというか、急流に押され流されという感じで怒涛のような毎日を送っています。
というのも、昨年まで6年間、創業支援を担当してきた大阪産業創造館から梅田のグランフロント大阪にある、「大阪イノベーションハブ(OIH)」に異動し、日々新しい出会いにワクワクしながらも、新しい仕事にあたふたしながら何とか舵取りをしている状態です。
ここでは、若き起業家や学生がイノベーションを起こすためのチャレンジを応援する大阪市の事業「グローバルイノベーション創出支援事業」をこれまでの経験をもとに進めてまいります。

大阪イノベーションハブ(OIH)のミッションは、「グローバルにつながるイノベーションが継続的に起きるエコシステムの構築」です。
大阪に起業家が集まり成長するエコシステムを作り、その中からイノベーションが起きる環境を作り、世界とつながるハブとしての機能を持つことで人と人をつなげていく活動を推進しています。

2013年からスタートして3年、これまで多くの起業家やエンジニア、学生の方々が集まり、新たなビジネスにチャレンジしてきました。
大企業のオープンイノベーションに関するイベントやハッカソン・アイデアソン、ワークショップやピッチイベントなどを年間200回ほど開催してきており、OIHの出身起業家は国内外から高い評価を受けています。

今年度はさらに、以前から私が関わっている、シリコンバレーJAPAN大学の設立プロジェクトと大阪市の事業を連携して、より多くの関西発イノベーション人材を世界に送り出す活動を進めていきます。
すでに昨年9月、今年の3月と2度のショートタームプログラムを開催し、学生や起業家の方から大変好評をいただいているほか、今年度はスカラーシップ制度を作って渡航費宿泊費・授業料を無料で受講できる仕組みを作るなど、ゆっくりではありますが着実に前進しております。

こうした取り組みを通して、大企業の新規事業担当者や先輩起業家として国内外で活躍している方々にとっても、成長できる場として活用していただけるように頑張ります!私たちの情熱や頑張りこそが、唯一伝わるものだと信じているからです。

さらにKNS世話人の立場としても、このOIHの環境を使って新たなチャレンジをしようとこの度新たな研究会を立ち上げました。名称は「志ある経営者研究会」といいます。

事業を通じて社会の課題を解決したり、新たな価値を産み出そうとしている経営者を囲んで、その想いやヴィジョンを共有する機会を作ることがこの研究会の目的です。
シリコンバレー流のビジネスは、確かにスピードがあって、効率的にスケールし、EXITが明確でそこに多くの人材や資金が投入されることでさらに次世代のビジネスが立ち上がっていくというエコシステムが存在し、全世界から企業や人が集まっていますが、
一方、真摯な姿勢で事業を育てあげ、思いを継承できるような仕組みを作る日本的な経営者の存在はあまり見当たりません。
しかしながら、21世紀の先進国にとって、志や想い、国を憂いよりよき社会を創造しようという考え方の経営者は益々必要とされてくると思われます。

そこで、KNSはこれからの経営者に必要な考えを持ち、行動することで実現しようとしている経営者の方に、その志と生き方について語っていただく機会を作る研究会を立ち上げることにしました。
もちろん、KNSですので本番は交流会ですので、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごすことが目的です。

第一回目は4月18日にシリコンバレーJAPAN大学設立プロジェクトの発起人で学長の桝本博之氏と、同じく大学設立プロジェクトに参加しているキャリアコンサルタントの本田勝裕氏に、これまでの取組みとこれからの展望について語っていただきます。
また第二回目は5月27日に昨年東証第一部に市場変更し、一層の成長と新たな展開を目ざしているさくらインターネット株式会社の田中邦裕氏にご登壇いただき、これからの日本の起業家を取り巻く環境や対応方法についてご意見をいただきます。

これからも「KNS 志ある経営者研究会」を開催してまいりますので、皆様の周囲に思い当たる経営者の方がいらっしゃいましたらぜひ研究会の主査までご紹介ください。どうぞよろしくお願いいたします。

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