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「ぎせんこう」って知ってますか??

小山庸子 (大阪府商工労働部)  Vol.334

小山庸子

 KNSのみなさん、こんにちは! 大阪府商工労働部の小山です。
 今年4月に異動があり、現在、雇用推進室人材育成課という部署におります。
公共職業訓練をはじめ民間の教育訓練機関を活用した職業訓練、企業等への職業能力開発支援、若年者に対する就職支援など・・大阪の産業、経済を支える人づくりを担当するセクションです。中でも、私は府内に6つある高等職業技術専門校(「ぎせんこう」って呼んでます)を活用した人材育成と就職支援に取り組んでいます。

就職を目指す新規学卒者や求職者を対象に、必要な知識や技術を身につけていただこうという「ぎせんこう」。産業振興と一体となった地域企業等のニーズに応える人材の育成ってことで、大阪を支える産業といえばものづくり!ものづくり系の訓練科目中心の訓練校、また、中高年やひとり親家庭の親御さん、障がいのある方に向けたセーフティネット系の訓練を実施する校の両輪展開です。でもみなさん。「ぎせんこう」ってご存知でした?知りませんよね?国がやってるポリテクセンターの都道府県バージョンです。て言ったところでわかりませんよね。そうです。役所の諸施策の最大共通で永遠の課題、“知名度なーし”に「ぎせんこう」もハマりまくっておる次第です。ものづくり系の科目で、年間600名弱の定員設定ですが、これを埋めるのに一苦労。工科高校やその他専門学校等との競合、昨今の雇用情勢の好転等、定員割れの言い訳はいろいろしてますが、やっぱ喫緊講じるべしは、そもそもの認知度向上へ向けた対策でしょう。そう!ぎせんこうの強みを情報発信しないといけません。そこで強みとは??ハローワークとは別に、校が企業さんから直接(通年で)求人票を受付けています。企業さんは校の見学会や説明会を通じ、これぞと思う生徒がみつかれば校へ直接リクエスト求人ができるしくみです。?結果、生徒と相思相愛になれば就職決定!生徒は校を中途退校し就職するケースもあります。お急ぎの企業さんにとっては助かりますよね!?ということで高い就職率が自慢なのです(全校平均90%!)こんな具合に求職者にとっても企業さんにとっても使い勝手が良いことになっています。一度ご縁ができた企業さんには好評で継続的にご活用いただいてます。この間、少しずつですが企業さん側へのアプローチは進めています。多くの中小企業をグリップする金融機関や企業支援機関等と連携することでネットワークは拡がりつつあります。問題は訓練生!生徒の確保へ向けたアプローチ先の開拓が急務です。大卒新卒者の3割方が3年以内に辞職してるとか。みんなどこで何やってんでしょ?大企業も非正規も自分探しも結構。でも、ものづくりも思い出してくれ?。言うとくけど、大阪を日本を牽引していくのは今までもこれからもものづくり!頑張るイケてるものづくり中小企業に就職し日本のものづくりを支えてほしい。そんな未来のものづくり人材を育成できるのが「ぎせんこう」なのでーす。超絶凄ワザや和風総本家を見て何気にドキドキするあなた、
ものづくりかもよ!大阪府ぎせんこうを検索あれ。
http://www.pref.osaka.lg.jp/nokai/c-kyuusyoku/c210-kamokuichiran.html
先日知人に「自衛隊て狙い目らしいで」って言われました。ほんまでしょうか?
とにかく、アプローチ先にお心当たりのある方は、大阪府人材育成課の小山まで
ご一報ください。どこなと営業に伺いますので。よろしくお願いします!

※写真のキャプション
  高校生にものづくりの魅力発信する出前授業にも取り組んでいます。
  講師役はものづくり企業さんはじめ、ポリテクCやぎせんこうの指導員です。

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