ニューノーマルな生き方

木村美加 (アトリエ ドゥ MIKA)  Vol.595

しかし、2年前のコロナ禍から土日のイベント仕事が全くと言っていいほど無くなり、週末は実家へ。また、年末年始は大みそかからお正月まで、もちろんまったく仕事が無く・・・。大晦日は家でまったりと一人で過ごし、年明けには子供たちと共に実家の父と母のもとに集合するという、今までの我が家では考えられないようなお正月を過ごせました。
「もしかしたら、これが一般家庭の休日？年末年始？」
いいんです。家族と過ごすこんな休日も。いままでなかったから新鮮です。

しかし！
私にとってなにか、物足りない人生になってる？
何故だろ？なんでだろ？モヤモヤすることが多くなってる。

いろいろ考えた結果、わたしなりに一つの結論を導き出しました。
それは！
「大好きな事が出来ていないからだ！」
私の大好きな事＝イベント現場の仕事。
司会の仕事だけでなく、ディレクターや運営。現場仕事が終わった後はくったりして、動くのもしんどいのに、一晩寝て次のイベント現場へ。
これが私のストレス解消だったのです。生きがいだったのです！
なのに、好きな事が出来ないなんて！と、なっている自分がいる。

好きなことをするとは、ずっと冷めること無く夢中になって続けられることらしい。
約30年間、自分がやりたかった夢の仕事が出来ているのは奇跡だと自分で思っています。
なのに、そんな仕事が今出来ていないのが、もっとも人生を楽しめていない理由なのです。
でも、今のこのご時世で「自分の好きな仕事が！」と言ってもそれは難しい。
ならば、何か他に自分が夢中になれる好きな事を見つけてみよう！
そこで、またいろいろと自分を振り返り、考えてみる日々を過ごしてみました。
何をすることが好き？何をしているときに幸せを感じる？誰と一緒にいると楽しい？
ん?、自分で身体を動かす事やスポーツ観戦が好き。特に野球かな？音楽鑑賞はジャンルを問わず聴きます。演劇やバレエ、オペラの舞台鑑賞はリアルがいい。独りで映画館に行って、鑑賞するのも好き。
頭を使わずにさらっと読める本を読むことが好きで、温泉にゆっくりと浸かっていると幸せを感じる。海を見ながら潮風を感じることも幸せです。もうすぐ幼稚園に通う孫姫と過ごす時間も貴重な楽しい時間。
学生たちに「自己分析が大切なので、自分の事をしっかりと知るように！」と、良く話していますが、自分で自分を振り返った時、一番に思ったことは「難しい」。自分で自分を知ることって結構難しいのです。
しかし、自分を知ったからこそ、出来る事が増えるとも思います。

コロナ禍で出来た言葉「ニューノーマル」新しい常態。
わたしは、これまでの常態に居心地の良さを感じてきたけれど、これからはどんどん
「ニューノーマル」な時代に変化していくのだと感じています。
とはいえ、それにすぐに順応できるか？と言ったら、考えてしまいます。
自分の仕事の在り方が変わり、私の日常が変わったこと。それによって、自分の考えや行動も柔軟に対応していかないと、これからはどんどん時代に取り残されてしまうのでは？という不安感。いろいろなことを最近は考えさせられています。
新型コロナウィルスというものに遭遇したからこそ、自分自身をしっかりともう一度見直す時間がとれたという事は、今後の私の人生においてとても重要かつ有益でした。
実は、今までの仕事いわゆるイベント現場関係の仕事は、今後は形を思いっきり変えて、今までとは違うイベントになると思っています。なので、ずっとわたしが同じことが出来るものではないと思い、自分が出来るほかの仕事についても考えてきました。
自分の武器は何？と。
私の武器は、【今まで培った知識と人生経験】
メンタル心理カウンセラーの資格もあるので、それらを活かして、これからのビジネスを
展開していこうと今、作戦を練っています。

自分の価値について考えたこともなかったですが、これからは自分の軸をしっかりと持ち、
生きていこうと思います。

でも一つ困ったことが…。未だに、本当に熱中できるものが自分の中では探し切れていなくて…迷子になっています。
こんな楽しいことあるよ！と、ご紹介ください。
もしかすると、一生涯、わたしが熱中できるものになるかもしれませんので。