Members Column メンバーズコラム

フリーとなって新たに挑戦

釼菱英明  Vol.605

20220424-kenbishi01.jpg

昨年4月に続いての投稿です。前回はKNSとの関わりについて振り返りましたが、今回は今後やりたいことをご紹介しようと思い、投稿希望に手を挙げた次第です。
今年3月末をもって3年間勤務した公益社団法人京都府観光連盟を退職しました。7年間の舞鶴観光協会と合わせて都合10年間、京都府域や京都市内の観光を見てきました。特に京都市内に勤務先を変えた期間はまさにコロナに翻弄された3年でしたが、厳しい中でも京都人が助け合いながらたくましく生きているなと感じ、人口減少や高齢化で深刻な課題を抱える市町村では単なる物見遊山の観光ではなく「人とつながる」ことの大切さを感じた3年でもあります。
今後は恩返しの意味を込めて、お世話役として地域を応援していこうと考えています。そして、いつまで元気に動けるかはわからないので、まずは以下を中心に活動しようと考えています。

(1) 2010年に登記した株式会社ケイズドアを活用する。
柱の一つはシニア向けに大学などで1週間程度学ぶ「シニア短期留学」の運営。コロナで中止していたプログラムの再開を目指します。そして、これまでの経験を活かして観光交流アドバイザーを2つ目の柱として活動します。舞鶴引揚記念館を中心とした舞鶴への修学旅行誘致や何かしら舞鶴に関係することであり、舞鶴を含む海の京都エリアでの活動で事業が出来れば良いですね。もちろん、京都府域や他府県で関わるところでもお話があればうれしいですが、そのためには従来の観光プロモーションなどこれまでの在庫整理とアフターコロナへの変化もあり新たに求められることを磨きたいと考えています。

(2) JiFジャパンインバウンド連合会京都地区世話人として活動する。
2015年舞鶴に同会・中村理事長をインバウンドセミナーに招いたご縁が今も続き、連盟を退職するに合わせてJiF京都地区世話人のお誘いをいただきました。具体的にはネットキャラバンミーティングを今後毎月1回市町村単位で京都府域にこだわらずご縁のある地域で開催し、地域の事業者と全国で活動するJiF会員などの創意工夫を共有化し、語り合う場を提供します。もちろん、JiFはアフターコロナに向けビジョンや戦略策定、日本政府や世界各国の取り組み戦略を共有化していくので、その活動が地方で頑張る方へのエールに繋がれば幸いです。
*JiFジャパンインバウンド連合会 https://jif.or.jp/

(3) 最後に、関西唯一の観光業界専門誌「トラベルジャーナル」まちづくり観光研究所シニア研究員として、出会った方々の記事を紙面でご紹介したいと考えています。月2回発行していますが、随時ネット上にも配信されます。これまでに4回、海の京都でアイターンやUターンで移住・定住する若者などを中心に記事を掲載してもらいました。読者が全国の旅行会社や宿泊関係、行政なので、海の京都を知ってもらうためにも面白い動きや新しいトレンド、アフターコロナの動きなどをご紹介していくつもりです。地球のあらゆる環境問題に観光が与える影響も大きく、地域が持続可能であり続けるためうえでも、一緒に取り組んでいけることも多くそんなことにも触れていきたいと思います。
     *https://www.travelnews.co.jp/closeup/tokusyu/2021102709022425739.html

 最後に、現在73才。そろそろ引退してもおかしくなないのですが、この仕事が自分にとっては趣味でもあり、家には耕す畑もなく、いわば観光の畑をもう少し耕そうと考えています。
まずは後期高齢者になる75歳までの3年間の目標とし、この3つを掲げ、その先は元気ならまた考えようと言うことです。引き続き、KNSメンバーに刺激をもらいながら活動出来ればと思います。引き続き、よろしくお願いします。

PAGE TOP