Members Column メンバーズコラム

1歩飛び出せば素敵な仲間たちに出会える

福美江津子 (川西市上下水道局)  Vol.188

福美江津子

皆さん、初めまして。川西市役所の福美と申します。皆さんの素晴らしいコラムを拝見して大変恐縮していますが、せっかく機会をいただきましたので書かせていただきました。
川西市は、「源頼朝」などの武将を生み出した清和源氏発祥の地で、市北部の黒川地区は「日本一の里山」と称されているちょっぴり田舎の町です。
私がKNSに参加することになったきっかけは、オフ会で知り合った方が講師を務める勉強会の懇親会で堂野さんとメンバーの皆さんにお会いしたことが始まりです。大変失礼な言い方ですが、最初に皆さんとお会いした時は「新種の生き物」に遭遇した感覚でした(笑)。

いただく名刺一つにしても趣向を凝らされ、FBの話しになるとその場で友達申請をいただくなど、1分1秒を楽しんでいらっしゃいました。そんな皆さんに恋をしてしまい、KNSのさまざまな勉強会にお邪魔することになりました。勉強会&懇親会に参加した帰りには、いつもスキップを踏みたくなるくらいの「元気」をいただいています。
私は、税務、産業振興、広報を経て、現在、上下水道局の経営企画課で仕事をしています。今、力を入れていることは「広報」です。それは広報時代に市のPR動画を制作し、全国広報コンクールで3席を受賞したことが原点になっていると思いますが、今の部署に来た時にあまりにも広報力が足りないなと感じたからです。
上下水道は重要なライフラインの一つですが、市役所の中でも古い体質の職場で、毎日の工事や検査、突発事故対応などが忙しいため、市民の皆さんへあまり情報を発信出来ていませんでした。しかし、東日本大震災を始め、台風による想定を超えた被害など、行政における危機管理や情報発信が改めて問われています。そんな中、今までの経験を活かし少しでも何か変えていけることはないかと、先日、上下水道局専用のホームページ(http://www.kawanishi-water.jp/)を構築しました。写真はその一部の「キッズコーナー」です。水の循環から私たちの仕事の紹介まで、池上彰さんの「週間子どもニュース」をイメージして分かりやすく作りました。構築後は、お陰様で沢山のアクセスをいただき、とても嬉しく思っています。今は更に内容を充実させるために日々葛藤しています。コラムを読んでいただいた皆さんからのご意見も頂戴できればとても嬉しいです。
現在の私の楽しみは、仕事後に参加する「オフ会」です。さまざまな分野の方と出会い、いろんな話を聞き、新しい分野にチャレンジすることが楽しくて仕方ありません。
そんな学びの中で、最近とてもはまったことがあります。それは『ソリューションフォーカス』という、コミュニケーションをより良くしていく手法です。
元々はカウンセリングで用いられていたのですが、問題が起きた時に「ではどうするか」と発想するのが大きな特徴です。そして相手を常に「プラスのメガネ」で見ます。
反対に、問題の原因を追求し、分析していく『プロブレムフォーカス』という手法がありますが、問題思考で原因を分析しても「どこが悪いか」が見えるだけで「どうすれば良いか」が見えるとは限らず、分析することが目的になってしまいがちです。機械が相手ならいいのですが、人間が相手なら部品を交換するように上手くはいきません。
例えば仕事で「君は一生懸命頑張っているけど、いまいち成績が上がらないのはどうして?」と言うより「成績はいまいちだけど、色んな取り組みを一生懸命しているね。次も何か考えているの?」と言った方が未来に向かって進めます。今できていることに着目し、て、もう1歩前進するためには何が必要かを考え、未来をイメージしていきます。
この手法は、昨今、人間関係が希薄化し、コミュニケーション不足に悩む自治体や民間企業のコーチング研修などで用いられていて、また、家庭でも活用できるので、とても注目されています。私も職場などで「OKメッセージ」を発信したところ、気難しい上司と仲良くなれたり、後輩に頼られたりと、とても良い結果が出ています。
ぜひ皆さんも職場や奥様(旦那様)、子どもさんを「プラスのメガネ」で見て、未来思考で「OKメッセージ」を発信してみてください。きっと驚く結果が…(笑)
褒めるだけが「OKメッセージ」ではなく、「なるほど」と受け止めたり、相手に興味を示すことも「OKメッセージ」になるそうです。まだ学びがヒヨっ子なので上手には語れませんが、ご興味を持たれた方は職場や家庭の良好なコミュニケーションに向けて、一度試してみてはいかがでしょうか。
長文にお付き合いいただき有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。

PAGE TOP