Members Column メンバーズコラム
元気!
藤井保 (つくり図案屋) Vol.271
KNSの皆様、急に真夏日が続き、汗と冷や汗が止まらない日々を送っております。
大阪・つくり図案屋の藤井です。
先日の近畿大学でのKNS定例会ではお世話になりました。
今回は、現在係わっている会社の30歳営業課長を連れていきました。
彼は、巷で言われている将来を憂う男子では無く、向上心や積極性が備わった人物ですが、
KNSでのプレゼン・交流会に参加した後、帰りに「どうやった?」と感想を聞くと
「何で、皆さんあんな元気なのですかね?」との答えが返ってきました。
それが愛想では無くて、真顔で半分不思議そうに話していました。
特にプレゼンでの様々な取り組みや新規事業・起業について、
自分より遥か年上の方々がエネルギッシュすぎてカルチャーショックを受けたとの事。
私の周りにはメビック扇町時代も含めてエネルギッシュな方が多く、KNSもその延長ラインにあり「飲んで語る」というのも結構日常的な事ですが、彼らの世代ではネットを通した交流はあっても、対峙した人間相手が苦手な人や、転職時に「立ち止まって動けない」友人も多いそうで、
「あの場には、清涼感があって元気をもらいました」「KNSはオロナミンCか!」「いいえ、大正製薬の仕事をしているので、リポビタンDです!」まあ、どっちでもええけど。
次回もぜひ連れて行ってくれと言ってました。
話は変わりますが、この5月まで東京に単身生活をしておりました。
だいたいは週末に帰阪して、自分の事務所で仕事というような生活になっていました。
折角、東京滞在という事であちこちを周遊したり、日頃ご無沙汰している方々に会おうと思っていましたが、いざとなると中々時間がとれませんでした。首都圏の方々すみません。
せめて行き帰りぐらいは東京見物にと、半端ではない満員電車が嫌いなのと併せて、豊島区の千川から中央区の日本橋・人形町間を毎日1時間少しかけて自転車で通っていました。
だいたいのコースは、人形町から秋葉原を越え神田小川町の楽器屋街を抜けて、後楽園から飯田橋経由で江戸川橋。
ここからはどのコースを辿っても、池袋方面は急坂を登らないといけない。
ほとんどは、明治の元勲 山県有朋の別荘であった椿山荘前の目白通りを登っておりましたが、この通りは学習院や日本女子大学があり、高台のためにロケーションが綺麗で目白辺りはオシャレなお店も多い。
※写真は、目白駅近くの今に続く徳川さんの豪邸。良く見ると門の取手が葵のデザインになっています。
豊島区に入るとガラッと一遍して、下町情緒漂うトキワ荘通りを通って帰っていました。
※住居前から中野へ続く中野通り、東京は緑が多い。
※千川通りにある薪・炭だけを販売する店。都心にポツンと代々続く店が割りとあります。
また、私の楽しみのひとつである「鰻屋」さんも多く、都内に600軒ほどあるらしい。
東京の専門店は、注文を聞いてから焼きだしますので、だいたいは20分?30分は待たねばなりません。大阪人は「いらち」のため結構苦痛ですが、そこは我慢しないとしかたが無い。
人形町、日本橋辺りのお店はほとんど行きましたが、おすすめは人形町の「三好」さん。
厳ついオッチャン2人が働いていますが、カウンターに座ると目の前で一人が鰻を焼き、焼き上がりのタイミングを見計らってもう一人がご飯をよそいタレをかける。そして間髪入れずに客の前に出てきます。
炭の焦げが残り江戸焼きにしては脂もあって、香ばしくてとても美味しい。江戸焼きは脂を落としすぎている店も多いように思います。
もう一軒は、豊島区の東長崎にあるその名もずばり「鰻屋」さん。
都心からは離れますが、ガッツリ味で勝負というお店で、後から知ったのですが良く知られた名店らしい。
ここの鰻は、白焼き時の蒸しが上手で口に入れると溶けるような感覚で、香りと相まってとても上品な味です。
丁度、土用の丑の季節、日本全国にそれぞれ特長のある美味しい鰻屋さんはありますので、豪快に食べて
「夏ばて解消、元気ハツラツ!」次回KNSでお会いいたしましょう。