Members Column メンバーズコラム
平成24年度に経験した3つの出来事
長曽我部亮 (松山市下水道政策課) Vol.168
KNS四国支部世話人の長曽我部です。このコラムを書くのは、今回で2回目になります。また、最近は定例会への出席率が悪く、大変申し訳なく思っております。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
さて、ここからは、平成24年度に私が経験した3つの出来事を書かせていただきます。
まず、一つ目は、仕事で部署の異動がありました。具体的には、管財課から下水道政策課という部署に異動になりました。皆さんもご経験されたことがあるので分かると思いますが、異動当初は大変だと思いますが、数か月もすると仕事にも慣れ、早くこなせるようになるものです。私も当初はそう思っていました。しかしながら、下水道経営の複雑さからくるものかもしれませんが、現在2年目ですが、今でも理解に苦しむことがたくさんあります。
苦しむ理由には、下水道に「企業会計」が導入されていることも関係しているのかもしれません。(もちろん導入していない自治体もあります。)一般的に、市役所は官庁会計を導入しており、現金の出入りのみに着目すればよいのですが、下水道では発生主義で物事を考えるため、その考え方に慣れるのに四苦八苦しました。また、システムもこれまでの官庁会計のものから変わり一から覚えることが多く大変苦労しました。さらに、損益計算書や貸借対照表の作り方も一から勉強することになりました。
ここまでならまだ良かったのですが、さらに、異動した年は、数年間に1度行っている「下水道料金の改定」を検討する年に当たってしまいました。一般的に、料金改定を検討する際には、様々な観点から検証作業を行うとともに、分かりやすい資料作成に心掛けなければいけませんので非常に苦労しました。そうでなくても、企業会計は難しいですから。(よって、GWはおろか土日もほとんどない日々が続きました!)
また、料金改定を実施した後には、市民からお叱りを受けることが多く、これまた非常に苦労をしました。しかしながら、その苦労の中で、難しい下水道会計をいかに市民に分かりやすく説明すればわかってもらえるかなど、新しい発見もあったことは事実です。
二ツ目は、主査(簡単に言いますと係長への昇任)試験を受けたことです。
私も市役所に勤めて十数年が経過しようとしておりますが主査試験を受ける時期になってしまいました。先輩達が受けているのは知っておりましたが、どこか他人ごとのように考えておりました。
さて、試験は、事前に参考図書が提示されるのですが、範囲が非常にひろく、新しい仕事を覚えながらの勉強は非常に苦労をしました。
また、本市の主査試験は、三段階で行われ長期戦となっております。試験期間中は、周囲からのプレッシャーもありましたが、上司の指導や家族の理解のおかげで、最後まで頑張ることができました。
今回、市役所に入って数十年ぶりの試験だったわけですが、終わってみて改めて思い返しますと、こういった勉強する機会があったおかけで、公務員としての基本的な知識を頭に入れることができたので良かったと思います。勉強するまでは知らないことがたくさんありました。
最後は、個人的なことですが、妻が妊娠したことです。異動1年目と主査試験を抱えておりましたので、今年はなかば諦めかけていた所の知らせでしたので、非常に嬉しいと同時にびっくりしたのを覚えています。
妊娠が判明してからは、昇任試験勉強の合間を見つけては、まだ見ぬ子供のことを思い、お店に通いいろいろグッズを揃え、出産前には、ほぼ全部揃えました。(写真はその一部です。)
さて、先月末に、男の子が産まれました。出産期間中は、日頃の妻のありがたみや出産の大変さなどいろいろ勉強させられることが多くありました。
まだまだ、これからが親としての本番だと思いますが、妻と一緒に子育て等を頑張っていこうと思います。また、「子供は親の背中を見て育つ」と言いますので、親として恥ずかしくない行動を今後も心掛けていきたいと思います。
平成25年度は、KNSにも出席していきますので、いろいろ皆様からご指導をいただきたく思いますので、よろしくお願いします。
最後までお読みいただいてありがとうございました。