Members Column メンバーズコラム
25年ぶりの登山再開!
大橋範秀 (恩賜財団済生会 三重県支部) Vol.570
○経緯
みなさんお久しぶりです。東海支部の大橋です。先ずは近況報告を。
37年間の公務員生活に別れを告げ(単に定年)この4月からは恩賜財団済生会・三重県支部で勤務しています。
さて、コロナの外出自粛を立場上も強く求められ、ストレス解消にと朝のウオーキングを始めました。歩き始めると体調も良くなり、体重も徐々に減っていったのですが、それだけでは何か達成感が感じられませんでした。そこで思い立ったのが「登山」。
実は就職してから山の師匠(職場の同期)に勧められて登山を始め、10年もたつと登る山も近くの山からアルプスへと。それが師匠の海外赴任をきっかけに、いつしか山に行かなくなりました。
あれから25年。一念発起して登山を再開しました。
○準備
先ずはあらためて道具を揃えることから始めました。靴、リュック、雨具、コンロ、ポールなどを買いましたが、30年前に買ったイタリア製の革の登山靴は現役です。「だまされたと思って靴だけは高級なモノを買え!」と言った師匠の言葉に嘘はなかったと感動しました。
○実績
そこから火が付いたように毎週のように山に登り、気が付いたら一年間で50日・70以上の山に登っていました。まだ近隣の1000m級の山がほとんどですが、この夏からはアルプスにもチャレンジしたと考えています。
○思ったこと、気が付いたこと
登山を再開して思ったことは、何といっても道具の進化です。登山靴は軽くてしなやか、雨具の通気性が格段に向上、コンロはコンパクト、冬山用のアイゼンも多様化。
そして山にもIT化が。昔は先人が作った地図に自分で情報を書き込み、コンパスなどで慎重にルートを確認して登っていました。今はスマホ上の地図とGPSから自分の位置が一目でわかるだけでなく、軌跡は自動で記録され、他の人の活動記録まで参考にできるのです。
でも、道具が進化しIT化が進んでも登山の基本は自分の目で見て足で歩くのです。その時、一番役に立つのは山の師匠の言葉。「登りは・・・、下りは・・・!」「ルートを外さないためには・・・!」「荷物のパッキングは・・・!」どの言葉も色あせずに今も私をサポートしてくれます。
物事の本質は変わらないのだと、登山を通じて教えられています。
いつもソロ(一人)で、景色を楽しまず、草花に目もくれず、ただ身体を酷使するペースで登っていると、いかに自分は一人が好きで、変態的な登山が好きなのかがよ~くわかってきました。
自分を見つめ直したり、自分探しがしたいなら、ソロ登山をお勧めします:笑
ただ、やはりソロは危険なので、下山するまでは家族に心配をかけています。谷に落ちても誰も気が付きませんし、ケガや急な体調の変化の時にも危険です。特に夏以降にアルプスを目指すとなるとなおさら。かといって今さら登山サークルに入る気もなく、ITの力を借りて家族と情報を共有する「見守り機能」のお世話になろうか・・・とか考えています。
○最後に
最後になりましたが、私はKNSの本質は「リアルな交流」だと考えています。どれだけIT技術が進みネット環境が整っても、リアルの本質は変わらないし、その意義はますます高まっていくと思います。
〆切に追い立てられて思いつくままの内容になってしまいましたが、早く皆さんとリアルにお会いしたいと強く願ってこの投稿を閉じたいと思います。