Members Column メンバーズコラム
岩手のPR隊として
福田晃 (岩手県大阪事務所) Vol.359
皆さん、こんにちは! 岩手県大阪事務所の福田です。昨年4月、岩手から大阪に転勤し、早やくも1年が過ぎました。
岩手県大阪事務所は、大阪・梅田の大阪駅前第1ビル9階にあり、企業誘致、物産販路拡大及び観光等に関する情報収集や紹介並びに関西における関係機関等との連絡調整など、「岩手のPR隊」として日々活動しております。関西地区における観光客の誘致拡大等を促進するため、青森・岩手・秋田の北東北三県の合同事務所になっており、観光相談コーナーを設け、観光相談員による案内等を行っておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
大阪に来てからのこの1年、岩手では、東日本大震災津波の被災地で初めてとなる「希望郷いわて国体」、「希望郷いわて大会」が開催される一方で、昨年8月には、宮古市、久慈市、岩泉町を中心に、生活インフラや農林水産業、商工業等、地域の社会経済に甚大な被害をもたらした台風第10号被害がありました。台風第10号被害に対しまして、ここ関西をはじめ、全国各地からお見舞いや多大な御支援をいただきましたことに、改めて感謝申し上げます。
この台風第10号は、日本の南海上で複雑な動きをしたのが特徴で、西寄りの進路を通った後、東寄りに進路を変え、その後北上し、8月30日18時前に岩手県大船渡市付近に上陸したもの。(この動きが「α」(アルファ)の字を縦につぶして筆順を逆にしたように見えます。)。気象庁が統計を取り始めた昭和26年以来、東北地方の太平洋側に上陸した始めての台風でした。最近では、この台風の影響で、北海道のポテトチップス用ジャガイモの収穫量が大幅に減少し、一部のポテトチップス製品が発売延期・発売休止となっていることが話題になっています。
横道に逸れましたが、ここからが本題です。この台風第10号による浸水被害で閉鎖していた岩泉町の「龍泉洞」が3月19日に約7か月ぶりに営業を再開しました。今回、岩手に戻る機会がありましたので、再開したばかりの龍泉洞に行ってきました。
岩泉町のシンボルである「龍泉洞」は、国の天然記念物で日本三大鍾乳洞の一つ(あと二つは山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍ヶ洞」)。年間約17万人が訪れる岩泉町最大の観光地です。台風第10号の豪雨で地底湖が増水し照明設備などが被害。約半年かけて修理し、鍾乳石に被害は確認されず、濁っていた湖水も元の透明度を取り戻しています。営業時間は午前8時 – 午後5時で年中無休。入場料は1,000円(小中学生500円)。皆さんも訪れてみませんか。
次に、「青森・岩手えぇもんショップ」をご紹介します。
「青森・岩手えぇもんショップ」は、昨年7月、大阪・ドージマ地下センターにオープンした青森と岩手の県産品を紹介・販売するアンテナショップです。岩手の盛岡三大麺(盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば)や三陸岩手わかめ、三陸海宝漬などのほか、地酒や地ビール、伝統工芸品など、関西の方々へ岩手の「ほんもの」をお届けしています。
それでは、岩手の商品を紹介します。
○盛岡冷麺:コシが強く、ツルッと喉ごしがいい。辛味が効いています!
○三陸岩手わかめ:肉厚でしっかりした触感が特徴の岩手が全国に誇れる一品です!
○三陸海宝漬:食材の宝庫・三陸の海産物の中から上質なものを厳選した一品です!
○サヴァ缶:大人気!オリーブオイル漬け、レモンバジル味、パプリカチリソースの3種類をご賞味ください!
○かもめの玉子:しっとりほくほくの黄味餡をホワイトチョコで包みあげた岩手を代表する銘菓!
○南部せんべい詰合せ無選別:8種類の南部せんべいが入ったお得な詰合せ。ショップの売れ筋商品です!
これらの商品のほか、岩手の美味しいものを多く取り揃えておりますので、是非お越しくださいませ。
「青森・岩手えぇもんショップ」
所在地:大阪市北区堂島一丁目 堂島地下街6号(ドージマ地下センター)
TEL:06-6346-0888、FAX:06-6346-0889
営業時間:午前10時 – 午後8時
定休日:毎月第3日曜日、年末年始
ホームページ:http://www.eemonshop.jp/
なお、盛岡冷麺は、4月28日(金)- 5月7日(日)にインテックス大阪で開催される、
『17食博覧会・大阪』の岩手コーナーでも食べられますので、こちらにもお越しくださいませ。
最後に、大阪生活が丸1年経過したわけですが、関西では滋賀県には仕事で一度行っただけで、奈良県と和歌山県には未だ足を踏み入れていません。大阪市内や京都市、神戸市には公私ともに結構行きましたが、まだまだ知らない場所が多くあります。大阪事務所は関西地区のほか、中国・四国地区も担当していますので、大阪勤務が残り1年か2年かわかりませんが、今年こそは色々な場所に訪れたいと思っています。
勿論、産学官民メンバー相互のコミュニケーションを深め、信頼関係を築く異分野コミュニティを目指しているKNSにも参加しながら、「岩手のPR隊」として、大阪での仕事と生活を満喫します。