Members Column メンバーズコラム
電動に頼るべからず
藤川 貴美 (理学療法士) Vol.786
運動と聞いて何を思い浮かべますか?
「筋肉を鍛える」「健康のために身体を動かす」「スポーツをする」など様々な運動に対するイメージが思い浮かぶと思います。
近年では、「筋トレ」や「健康寿命」と言ったワードが飛び交い、スポーツジムやピラティスなどに通う人が多くなっており、運動することで様々な疾患を予防したり、メンタルヘルスや生活の質の改善に繋がったり、寝たきりを予防できる効果があると示されています。
さて、皆さんは運動をしていますか?
また、どのくらい運動をしていますか?
運動が好きな人は日常的に運動を取り入れていると思いますが、運動が苦手・嫌いな人、運動するのは好きだけど、わざわざそんな習慣を作らない!という人もいると思います。
ここでは、運動の効果をお伝えし「運動をやってみようかな」と思っていただければと思います。
運動の効果として主に10個ほど挙げられます。
体力の向上、肥満の軽減、虚血性心疾患の予防、血圧の低下、動脈硬化の改善、糖尿病の改善、腰痛の軽減、骨粗しょう症の予防、寿命への効果、自覚的効果が期待されます。
ほとんどが聞いたことのある効果かと思いますが、自覚的効果…つまりメンタルヘルスへの効果があるのはあまり耳にする機会がないかもしれません。
実は、運動によって何らかの心身の訴えが減少ないし軽快することは、客観的にも証明されており、寒さや暑さに強くなることも証明されています。
基礎代謝の変化や血管運動の活発化、発汗中枢や汗腺の活動性が高まることで強くなるそうです。
簡単に効果を挙げましたが、何か気になった効果はありますか?
運動生理学という本に運動に対する効果が詳しく記載されていますので、気になる方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、運動習慣を新たに作るのは少しハードルが高いかもしれませんが、科学的に証明されている習慣化のテクニックとしては、「毎日必ず行うもの」に紐づけて少しずつ取り組むと習慣化できるとされています。
例えば、「歯磨きの前にスクワットを10回する」といった具合です。
よくテレビなどで言われるエレベーターの使用を控え、階段を使用するといったのも有効です。
さて、私の運動習慣についてですが、最近引っ越しに伴い自転車を購入しました。
「理学療法士たるもの、電動に頼るべからず」と決意し、手動ならぬ「足動」の自転車を購入しました。
購入当初は、子どもを後ろに乗せて毎日自転車を漕いでいましたが、自宅周辺は若干の傾斜があり、「電動にしとけばよかった…」と思うと同時にこの程度で悲鳴をあげているようでは、筋力と体力がまだまだだなと自分の筋力・体力のなさを痛感していました。
ですが、数か月この生活をつづけた今は少しずつ自転車にも慣れ、子供を乗せて2駅先の公園に連れて行くこともしています。
公園で遊具を見ると、思わず体力が少しずつ付いてきた私も遊びたくなりますが、気持ちをぐっとくらえ、子供たちが元気に楽しく遊んでいる様子を笑顔で見守ることにしています。
このコラムをきっかけに私自身も運動習慣を今一度見直し、1年後はローディーやチャリダーに負けないスピードで、子どもを乗せた自転車を走らせたいと思います。
