Members Column メンバーズコラム

野崎参道商店街の良いとこ助けてほしいとこ
岡崎 拓也 (大東市役所) Vol.767
【背景】
阪急交通社で6年間勤務したのち大東市役所へ。戦略企画課で総合計画・戦略を策定、3年目は市の課題解決のためりそな銀行へ出向。企業・地域を支援するREENAL式を学び、経験を活かすべく産業経済室へ異動し現在4年目です。
【きっかけ】
りそな銀行の藤原さんから「ハンズオンセッションから万博に繋げないか」との打診を受け、商店街を変えたいと5年間1人で悩んでいた商店街の理事長でBirdプルーム野崎を経営する巽さん、新しくチャレンジショップを始めた辻村さん、商店街に観光要素を加えたい市役所の坂本さんに声をかけシンポジウムを見学。その後ハンズオンセッションを受けることに。
【前提】
商店街は大阪府大東市 JR学研都市線の野崎駅前にあります。
慈眼寺は江戸時代から続くのざきまいりで有名ですが、商店街は高度経済成長期の人口増加に伴ってできた日常のものです。
【良いとこ】
眼前に広がる飯盛山の身近な自然や、三好長慶などの歴史が魅力。慈眼寺は、金融機関が手数料を引き上げ商店街店舗が困った際、両替の役割を担ってくれたほど柔軟なお寺です。
【ハンズオンセッション】
大型スーパーやECが台頭する中で商店街はどう生き抜くか、議論した結果、「存在意義を再定義しよう」「ビジョンが不明確なので策定し浸透させよう」となり、【日常と非日常が交差し自走する商店街】とし理事会に共有しましたが浸透しませんでした。
【現状】
各店舗は日々の商売で大変で、直接営利に繋がらない商店街組合に関わる温度感が低いです。人通り増加のため一過性の企画に多大な労力を割いており、日常を豊かにする余力がありません。
【助けてほしいとこ】
日常を作るための小規模な取り組みを一緒に仕掛ける、アイデアを出して店主をけしかけ一緒に伴走する、このような協力を頂きたいです。
結果、商店主が自主的に行動し日常をつくることで人の流れが生まれるという展開をつくりたいです。
【兆し】
写真は商店街有志でと放出栄町商店街を視察した様子です。モコヤクラフトがサンドウマエの市という、ビジョンを具現化したイベントを始めました。
毎月第二水曜日 18~21時に実施しています。
【最後に】
商店街内にはチャレンジできる機会・場所が複数あります。実証実験の場として使って頂くことで、商店主は、日常をつくる・チャンスを活かすようになる。協働先の企業は、新サービスや新商品の開発に繋がる。Win-Winの関係性を築きたいです。
皆さん野崎参道商店街にぜひ一度お越しください。