Activity Report 活動報告
コミュニティスポット2525 Vol.49
阪神電鉄様のご協力で毎回ハービス大阪で実施しているコミュスポ2525の49回目は、「イノベーションエコシステム」「産学連携」をキーワードに、話題提供をいただき、皆さんと考えることができました。
星さんからは、ニューメキシコ大学の技術移転事務所にて知的財産コーディネーターを担当していた経験を踏まえて、産学官連携事業についてお話しいただくほか、地域イノベーション促進プロジェクトにも携わっていることから、米国アルバカーキ市でのイノベーションエコシステムについてお話しいただきました。
まずは、クッチラ氏の講演を聴いて、そのまま彼女の「おいでよ」という誘いに乗って、アメリカの大学の大学院に進学し、そこから現在の仕事に繋げていくという行動力に感嘆しました。その後、会場とのやりとりでも知財戦略に関わる専門的な話から、文系の人間が起業できるのかという話まで、あるいは「RainForest」というエコシステムの取組みから東吉野の話まで、大きな振れ幅で、楽しく議論ができました。
交流会でも、初めてのお店で大いに盛り上がり、次は9月2日の「味園」で会いましょうということになりました。東京出身の星さんも、アメリカと行き来しつつ、なぜか関西に拠点を置いて活動をしていくということですから、関西のディープな世界に引きずり込みつつ、今後の活躍に期待したいと思います。
■日 時 : 2017年8月18日(金)
会 議:19:00 – 21:00
交流会:21:00 頃 –
■場 所 : ハービスPLAZA 5F会議室
(大阪府大阪市北区梅田2丁目5-25)
■参加費 : 1,000円(運営協力金を含む)交流会3,000円程度
■テーマ 「米国地方都市ニューメキシコ州アルバカーキ市でのイノベーションエコシステム、産学官連携事業Innovate ABQプロジェクト」
■話題提供者 星 エリ さん(STC.UNM ニューメキシコ大学(州立)
技術移転&経済開発事務所、大学ベンチャー&国際事業マネージャー)
<プロフィール>
学習院大学経済学部経営学科を卒業し、ニューメキシコ大学(州立)で行政学修士(MPA)を取得。2006 年よりニューメキシコ州政府と日本企業、日本政府(経済産業省/NEDO)のリエイゾン役として日米共同研究開発促進事業に従事し、2008 年よりニューメキシコ大学の技術移転事務所STC.UNMにて知的財産コーディネーターを担当し、2013 年より経済開発マネージャーとして地域イノベーション促進Innovate ABQプロジェクトを担当し、2015年7月より現職にて国際提携に従事。2016年7月より、日本に駐在し、国際連携を展開。
日米スマートグリッドデモンストレーションプロジェクトの研究コーディネーターや、海外からの学生インターンシップの受け入れ、アメリカの大学の技術移転に関する講義や大学発ベンチャー起業に向けてのコーチング、起業家へのメンタリングを行う。日本をはじめとして、メキシコやスペインなど、多くの国々との技術移転プログラム協力や共同研究促進に取り組む。
2007年の経済産業省主催のワークショップで、STC.UNMのCEO(最高経営責任者)であるエリザベス・J・クッチラ氏の講演を聴いたのがきっかけで、技術移転の世界に入った。本場アメリカで勉強するために、ニューメキシコ大学で大学院に通いながらSTC.UNMにて学生インターンシップからはじめ、現在に至る。
◎主催:関西ネットワークシステム(KNS)
◎共催:梅田MAG(阪神電気鉄道(株))