Activity Report 活動報告

コミュスポ2525 Vol.44&第18回地域産業政策研究会

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コミュスポ2525の44回目は、四国TLOの矢野慎一様に地方大学での技術移転活動について話題提供をいただき、皆さんと議論を進めました。
 四国TLOでは、新たな取り組みとして、地元企業との連携を強化し、地域貢献、地域創生型の産学連携を展開しており、地域に必要とされる大学を目指すとともに、大学の収益を上げる方法を日々、模索しているそうです。

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 つまりは、シーズオリエンテッドな産学連携を進めても、小さい大学故に案件も少なく、なかなかビジネスに結びつきにくいので、企業まわりに力を入れているということです。特に地方銀行と組んで地元の中小企業まわりをすることにより、最初のアプローチが容易になるだけでなく、銀行が持つビジネスプランニングや資金計画のノウハウも活用できるということでした。
 いろいろ事例も交えてお話をいただく中で、何度か強調されていたのは「ヒアリング能力」についてで、それは常日頃から学内の研究者の動向を把握しておくという面でも、通り一遍の質問では出てこない企業側の(技術開発上の)課題を明確にしていくという面でも重要であるということでした。また、いろいろな横展開ができそうだと思い至ると、ビジネスの見通しがついていくという話も印象的でした。
 連携する企業は四国内に限らないということで、関西の企業とのネットワークも広げていきたいということでしたので、KNSとの連携も含めて、今後の展開を期待したいところです。
 なお、今回はかなり質疑応答が活発で、その中で矢野さんの地金が見えるというか、かなり本音ベースのお話も聞くことができて、交流会も盛り上がりました。


■日 時 : 2016年11月1日(火)
  会 議:19:00 – 21:00
  交流会:21:00

■場 所 : ハービスPLAZA 5F会議室
       (大阪府大阪市北区梅田2丁目5-25)

■参加費 : 1,000円(運営協力金を含む) 交流会3,000円

■テーマ 「地方大学の産学連携の取り組み – 四国TLOの取り組み -」

■話題提供者 矢野 慎一さん(株式会社テクノネットワーク四国〈四国TLO〉)

◎主催: 関西ネットワークシステム(KNS)、KNS地域産業政策研究会、Smips
◎共催:梅田MAG(阪神電気鉄道(株))

※今回は、Smips関西(知的財産マネジメント研究会)としての開催も兼ねました。

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