Activity Report 活動報告
コミュニティスポット2525 Vol.43&第61回ものづくり・ひとづくり研究会
今回のコミュニティスポット2525&ものづくり・ひとづくり研究会では、「大卒技能実習生をスーパー経営・エンジニア人材へーベトナムにおける取組み」をテーマに、ベトナム・ハノイにあるハイフォン社のトウェン社長をお招きしてお話いただきました。
30代にして、すでに複数の企業をグループとして束ね、送出機関としてはベトナムで4位の位置まで成長させるなど、精力的なお話が聞けました。
あえて大卒にこだわった理由も明快で、目的意識が高く、日本語の習熟能力も高い。帰国後に国としても戦力になる人材と先見性を持って、取組んでいるのが印象的でした。
いい加減な、日本の受入機関とは組まない、送り出し後も日本でのケアも行うなど、実習生、企業、双方からの信頼を勝ち取る努力を惜しまない姿勢に、参加者からも「正直、実習生制度に、いいイメージを持っていなかったが、今日の話で、まじめに取組んでいる事業者もいることがわかって、いい意味で見方が変わった」という声もありました。
今後、介護分野にも広がる実習生制度。派遣期間も5年に延長する動きもあります。日本で進む人口減の中、両国にとって、win-winの制度にしていかなければと思いました。
トウェン社長、参加いただいた皆様、ありがとうございました!
【開催概要】
■日時 :2016年10月25日(火)
会 議:19:00-21:00(開場:18:30)
交流会:21:00頃-
■場所 : ハービスPLAZA 5F会議室(4号室)
(大阪府大阪市北区梅田2丁目5-25)
(地図)http://www.herbis-kaigi.com/
■話題提供者 グエン・スワン・トウェン氏
ハイフォン株式会社・社長(ベトナム、在ハノイ)
【トウェン氏の経歴】
・ハノイ工業短大(ハノイ工業大学の前身)を卒業後、自ら技能実習生として日本で働いた経験をもち、その経験から、マインドセットが高く、滞日中に高い技術や日本式経営を早く吸収できる、将来設計もしっかりしている大卒人材に焦点をあてて、将来、ベトナム企業のレベルアップを担うスーパー経営・エンジニア人材に育てるべく、訪日前・訪日中・訪日後にいたる訓練を行っています。