Activity Report 活動報告
コミュニティスポット2525 Vol.24
7月のコミュスポ2525では、シリコンバレーを中心にアジア、英国、ボストンに居住するパートナーとネットワークを構築し、知的財産の評価および産業化に向けた戦略立案を行う、株式会社 シリコンバレーテック代表取締役社長 橋本康弘さんにお越し頂き、米国特許戦略と研究開発資金の流れの分析から急速に進歩するバイオ技術の現状と今後の展望についてお話しいただきました。
□日時:2014年7月24日(木)19:00-21:00
□場所:ハービスPLAZA 6F 4号・5号会議室
大阪府大阪市北区梅田2丁目5-25
http://www.herbis-kaigi.com/
□話題提供者:橋本康弘さん 株式会社 シリコンバレーテック 代表取締役社長
(株式会社シリコンバレーテック:
国内外知的財産の産業化を目的とする会社。
シリコンバレーを中心にアジア、英国、ボストンに居住するパートナーと
ネットワークを構築し、知的財産の評価および産業化に向けた戦略立案を行う。
知的財産の産業化を目的としてエンジェル投資を行う。
(ご略歴)
大阪大学医学部卒業後、米ハーバード大学医学部にて3年間研究員。
その後、7年間米ペンシルバニア大学にて助教授、准教授として研究室を運営し、
アレルギーと遺伝子の研究を行う。
1993年に日本シンテックス株式会社(現:中外製薬株式会社)の免疫研究所長に就任。
シンテックス社買収により、米国ロシュバイオサイエンス・バイオテクノロジー
事業部長を兼務。
1997年には日本グラクソ株式会社筑波研究所の分子生物研究部門と遺伝子部門の
部長としてテーラーメイド医薬品開発を行う。
2000年にメディビック(現・メディビックグループ)を設立し代表取締役に就任、
2003年に東京証券取引所マザーズに上場し、2004年に「経済産業大臣賞(起業家部門)」
及び「2004年デロイトトウシュトーマツ日本テクノロジーFast50」第1位受賞。
2013年メディビックグループおよび関連企業の代表取締役退任
2014年シリコンバレーを活動拠点とした、テクノロジー知財の産業化を支援する、
スタートアップ支援企業『株式会社シリコンバレーテック』を創業。
日米のスタートアップ企業への投資と経営参画を始める。
また日本ゲノム薬理学会理事も務める。
□ご報告テーマ・内容
「バイオ技術の急速な進歩の要因と今後の展望
-米国特許戦略と研究開発資金の流れを分析して-」
冷戦終結とIT技術の進歩により、世界のフラット化が起こっている。
先進国の産業は製造業を外部に移転し、知的財産を基盤とした知識経済に
移行が進められている。
バイオテクノロジーなどのイノベーションベースの産業領域においては、
知財をベースにした研究開発力や実用化が知財実用化の成否に必須になっている。
このような高い知的付加価値を基盤にする産業は、欧米が世界他の地域に比較し
圧倒的に優位に産業化に成功している。
米国がバイオテクノロジー産業のイノベーション創出に成功してきた背景や、
知的財産戦略の歴史、および制度を分析し、知的付加価値を基盤にする産業の成功
要件を検討する。
また、このような分析から、今後のバイオ医療産業の展望を推測したい。
□主催:関西ネットワークシステム(KNS)
□共催:梅田MAG(阪神電気鉄道株式会社)
https://umeda-mag.net/