Activity Report 活動報告
第92回産業クラスター研究会&Smips in 関西
今年も「産学官連携推進会議」の前日の6月4日(金)の夜に、その前夜祭を兼ねて、全国各地から京都に集まった関係者による産業クラスター研究会をSmips関西と協働で開催しました。
今回のテーマも、昨年同様「産学連携による地域振興は可能か?」。
昨年参加者全員で活発な議論を交わし、結局途中時間切れで終わった感が強いこのテーマに改めて挑戦しました。全国各地から35人の方にお越しいただき、意見交換しましたが、今年も時間が足らず、やや不完全燃焼気味に・・・。」
でも、その後の交流会を含め、活発な意見交換が行われ、充実した有意義なひとときとなりました。
「産学官連携推進会議」自体、来年度の開催は未定とのことですが、
全国各地の産学官民メンバーが同じテーブルについて議論しあうこの研究会は、
来年も何らかの形で継続しようと主催メンバーで確認した次第です。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
昨年同様、“重役会議”そのものを演出する会場
■日時:2010年6月4日(金) 18:30-20:30
■場所:キャンパスプラザ京都 2階 第1会議室
(JR京都駅ビル駐車場西側)
http://www.jarl.com/kcwa/2005/kyanpas.html
京都市下京区西洞院通り塩小路下る
■テーマ:「産学連携による地域振興は可能か?」
(開催趣旨)
「産学官連携推進会議」の分科会のテーマには、1つは必ず「地域」が盛り込まれていました。また、地域科学技術政策を展開する上でも、地域経済活性化やイノベーションの創出といったことが出口として意識されるようになっていて、そこでは、当然、産学連携が大きな役割を果たすことが期待されています。
他方、昨年度の「事業仕分け」では、地域科学技術振興・産学官連携に係る施策は全面否定されました。文部科学省が地域活性化策をする必要はない、というわけです。かといって、経済産業省や中小企業庁、あるいは地方自治体が行えばうまくいく、というものでもなさそうです。
そこで、今回は、昨年に引き続き,産学連携に関係する皆さんに集まっていただき、「産学連携による地域振興って本当にできるの?」と、言いたい放題・・・自由にご意見を述べていただけたらと思います。
■当日のプログラム
18:00 受付開始
18:30-18:40 開会挨拶
18:40-19:10 問題提起
テーマ:「産学連携は本当に地域振興に役立つの?」
モデレーター:西村由希子氏 東京大学先端科学技術研究センター
話題提供者:
兼松泰男氏 大阪大学先端科学イノベーションセンターVBL部門
佐藤利雄氏 岩手大学地域連携推進センター
19:10-20:30 フリーディスカッション
21:00- 交流会
■主催:関西ネットワークシステム(KNS)産業クラスター研究会/知的財産マネジメント研究会(Smips)
【写真説明】
モデレーターを努めてくださった東京大学の西村さん
話題提供者の一人 岩手大学佐藤さん
話題提供者の一人 KNS世話人 大阪大学兼松さん
「K=必ず N=飲んで S=騒ぐ会」の本番の交流会
最後の締めは、INSの岩渕岩手大学副学長