Activity Report 活動報告
第86回産業クラスター研究会
産業クラスター研究会では、扇町インキュベーションプラザが主催する「この街のクリエイター博覧会4」の関連企画として、2回シリーズで「クリエイティブクラスターを考える」研究会を開催しました。
第2回目の今回は、KNSメンバーでもある首都大学東京社会科学研究科の高橋勅徳さんにお越しいただき、「クリエイティブクラスターの仕組み?サッポロバレーと扇町クリエイティブクラスターの比較研究」をテーマにお話し頂きました。
サッポロバレー形成のプロセスや問題点等についてお話しいただいた後、参加者との意見交換を行いました。サッポロバレーやクラスター論についての意見交換というより、行政の支援のあり方はいかにあるべきかについて深夜まで活発な意見交換がなされました。
■開催日時: 2009年11月12日(木) 19:00-21:00
■会場:扇町インキュベーションプラザ メビック扇町 2F
大阪市北区南扇町6-28 大阪市水道局庁舎
■テーマ:「クリエイティブクラスターの仕組み
-サッポロバレーと扇町クリエイティブクラスターの比較研究」
■話題提供者:高橋 勅徳さん 首都大学東京社会科学研究科
http://takahashitmu.seesaa.net/
■内容:
特定の地域に産業集積を政策的に構築する仕組みとして、産業クラスター政策が各地で展開されています。近年、我が国の経営学においても、産業クラスターという試みは、社会資本(Social Capital)という視点から、新たな研究トピックとして注目を浴びています。とりわけ近年では、産業クラスターがいかに構築されるのかについて、地域内に立地する人々の関係構築に着目した議論が展開されています。
本報告では、首都大学東京社会科学研究科の高橋勅徳さんをお迎えして、欧米における先端的研究動向を踏まえた上で、我が国の代表的産業クラスターであるサッポロバレーと、近年目覚ましい成長を遂げた扇町クリエイティブクラスターの比較に基づき、人々の関係構築という視点から産業クラスターが構築される仕組みを解明します。
■協力:扇町インキュベーションプラザ・メビック扇町