第40回産業クラスター研究会

「海事産業の新しい夜明け」

　今回のクラ研は、大阪府立大学の池田さんと国土交通省近畿運輸局の前川さんにお越し頂きました。日欧韓の海事産業(造船・海運業等)の比較分析を通して、今わが国の海事産業が置かれている位置や競争状況について報告していただきました。報告を聞いて、欧州の強かな戦略を感じるとともに、わが国もうかうかしていられない状況にあることを実感しました。また、海事産業振興の切り札としてクルーズ産業の成長に期待する、そのためにはみんなでクルーズに出かけようという、夢のあるお話もいただきました。
　一般に馴染みのないクルーズ。価格が高いとか、高級といったイメージが先行し、日本ではリタイアした高齢者の利用者が多いとか。でも実際にはリーズナブルな価格での利用も可狽ﾅあり、高級とか贅沢というイメージをまず払拭する必要がありそうです。
　クルーズが身近になることで、わが国海事産業のマーケットを創出することになり、ひいては海事産業の復活に繋がるという点からも、お二人のお話を聞いて、我々も一度クルーズを経験したいと思いました。

日時：2006年2月24日(金)　19:00-21:30
場所：扇町インキュベーションプラザ　2階会議室
内容：「海事産業の新しい夜明け」
　　　 　　大阪府立大学大学院海洋システム工学分野教授　池田良穂氏
　　　　　　　 「クルーズのすすめ」
　　　 　　国土交通省近畿運輸局海事振興部旅客課専門官　前川一郎氏
　　　　　（関西クルーズ振興協議会事務局）