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第9回循環型社会研究会&第37回産業クラスター研究会

第9回循環型社会研究会&第37回産業クラスター研究会では、メインゲストに大阪府立大学大学院工学研究科吉田弘之先生をお招きしました。すぐれた産学官事例として、大阪府エコタウンにおいて亜臨界水反応による廃棄
物再資源化事業を展開される近畿環境興産株式会社取締役統括本部長田中靖訓さまの先進事例をご紹介しました。

19:30-20:40 「水を反応場に用いる有機資源循環科学・工学(21世紀COEプログラム採択研究)」
        講師:大阪府立大学大学院工学研究科 吉田弘之先生

    吉田先生の研究で用いる水は亜臨界水という特殊な水です。
    水は約218気圧、374度Cを超えると液体でも気体でもない超臨界水という状態になります。
    この状態より低温・低圧で、強い分解力を持ち合わせた水が亜臨界水。
    亜臨界水は有機物内の高分子の鎖を一瞬のうちに断ち切る迫ヘを持っています。
    また本研究は大阪府エコタウンにおいて実証プラントが進捗中です。

20:40-21:00 「亜臨界水反応による廃棄物再資源化事業について」
        (大阪府エコタウンプラン選定施設)
        講師:近畿環境興産株式会社取締役統括本部長田中靖訓様

    21世紀COE採択研究である吉田先生の研究と環境産業が結んだ優れた産学官連携事例であり、
    独創性・先駆性に富んだ脱塩再資源化システム及びバイオディーゼル燃料製造システムを
    現在大阪府エコタウンにおいて事業化されつつある
    近畿環境興産株式会社取締役統括本部長田中靖訓様に、
    その経営戦略、今後のアライアンスについてお話いただきました。

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