Activity Report 活動報告

オープン・サイエンス研究会 Vol.7 研究室探訪:千葉正克さん

 今回は、「研究室探訪」として、メンバーである千葉正克さん@大和大学の研究室にお邪魔いたしました。大学は意外と開放的だったのか、夕方6時半という集合時間であったにも関わらず、特に誰かに怪しまれることもなく、研究室にメンバーが集結できました。
お話の内容は、「航空宇宙構造物の振動や構造の動的安定性について」というテーマに沿ったものになるのだと思いますが、学生さんたちの実験・研究(学会発表もしています)を中心にお話を伺いました。具体的には、半球型のアクリル製のタンクに水を入れ、薄い膜を張って、それを鉛直方向に揺らすという実験と理論値の・・・私は難しくて理解できませんでしたが、ともあれ、手元の実験装置を使い倒すという姿勢と、先輩の実験結果を受け継いでそこに工夫を重ねていくという学生さんたちが努力の結果が垣間見られて、こういうのが工学部なんだろうなあ、とその実態に触れた気持ちになることができました。
 というわけで、研究室という場所の制約上、参加者は8名に限られましたが、なかなか外側からは感じられない❝研究室❞を堪能できました。説明用のスライドをはじめ、いろいろと準備していただいた千葉さんに改めて感謝です。
 もちろん、研究室を出てからは、大学近くの居酒屋で開催した交流会で盛り上がりましたよ。

■日 時 : 2025年6月25日(水)
 集 合:18:30
 探 訪:18:30から19:45まで
 交流会:20:00から

■場 所 : 大和大学 理工学部 機械システム工学専攻(大阪府吹田市片山町2-5-1)

■訪問先

◎千葉正克(ちば まさかつ)さん
大和大学 理工学部 理工学科 機械システム工学専攻 教授(工学博士)
専門・研究分野: 航空宇宙構造動力学
1985年、東北大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士後期課程を修了後、岩手大学工学部の助手に。その後、講師、助教授、教授とキャリアを重ね、2005年からは大阪府立大学工学研究科 航空宇宙工学分野の教授として活躍。2023年、大和大学理工学部理工学科機械工学専攻の教授に就任する。

*オープン・サイエンス研究会は、KNSの有志で続けてきた「サイエンスフェアin兵庫」への参加・出展が10年を越えるのを機に立ち上げました。サイエンスやテクノロジー、あるいはそれらから生み出されたものと、人や社会の活動との接点について、みなさんと一緒に、面白そうなところを探ったり、体験していくところから始めて、発展させていければ、と考えています。

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