Activity Report 活動報告
第42回産業クラスター研究会
(共催:三重県・大阪ベンチャーサロン第33回ベンチャーセミナー)
今回は、日本の産業クラスター論における第一人者である講師をお迎えしました。
年度末でありながら、前田先生の講演とあって、参加者51名、交流会も41名という高出席率で、熱気あふれる研究会となりました。
産業集積は従来型の企業城下町の仲良し倶楽部で「クラスター」ではなく、大企業からの「脱藩」によるベンチャー企業の輩出、大企業とそのベンチャーが結びつきこそがイノベーションを生み真の産業クラスターにつながる、ベンチャー企業の成長の尺度はIPOなど、ベンチャーの果たすべき役割、今後の産業振興策について示唆に富むお話でした。軽快でパワーあふれる語り口に引き込まれ、ワクワクしてあっという間の1時間でした。
地域の従来からの資源を見直し、三重県で推進されている医療・福祉・健康分野における産業クラスター形成を目指す「みえメディカルバレー構想」では、大企業誘致、ベンチャー支援、人材育成、大学との連携、薬系大学の誘致などの取り組みの決め細やかさ、活動の活発さなど改めて感銘を受けるとともに、三重における新産業の創出を確信しました。
日時:2006年3月27日(月) 18:00-
場所:扇町インキュベーションプラザ
■講演
18:30-19:30
テーマ「地域クラスターにおけるベンチャーの役割」
講師 大阪市立大学大学院創造都市研究科
教授 前田昇 氏
■三重県施策のご紹介
19:30-20:00
「みえメディカルバレー構想」について
三重県健康福祉部薬務食品室
メディカルバレー推進グループ 主幹 増田直樹 氏
http://www.mvp.pref.mie.jp/
20:00-20:15
「まるごしで来い、三重」事業について(三重県のベンチャー支援)について
http://www.marugoshi.com/
三重県農水商工部産業支援室創業グループ 主幹 佐伯雅司 氏