Members Column メンバーズコラム
54歳の大学院入学
領家誠 (生駒市) Vol.604
(生活環境を一変させる)
「50の手習い」といいますが、昨年度から、社会人大学院に通っています。53歳の転職に続いて、54歳の入学となりました。
通っている大阪市立大学の大学院は、梅田にキャンパスがあるため、職場の生駒と梅田の中間の緑橋に引っ越しもしまして、大阪市内暮らしも始めました。いつか、「朝のランニングは大阪城公園」というのも夢でしたので、これもこの機会に実現させました。写真のとおり、大阪城公園の今年の桜、とっても綺麗でした。
通勤は乗り換えなしのdoor-to-doorで30分とぐっと楽になりましたが、もっぱら電車SNSだったので、乗車時間18分ということで、そちらの方は、お留守状態になりました。
しかし、これまで1時間半、バスと電車の乗り換え4回という生活でしたので、定時退社で18時には家に着く生活は勤めて初めての経験です。
そして、15年くらい乗った車も買い替えました。もっぱら、週末の買い物使いで、駐車場も高いので、買うより、借りる方がよかったかなと。次回の買い替え時期は、EVの普及でサブスクになっていて、借りる感じの時代になっているんじゃないかなと思っています。
引っ越して、しばらくすると、困るのが散髪と病院。和泉市での24年間は、近所の美容室に行ってました。やはり、たまに、顏剃りしたいなあと思っていましたので、理容室に変えてみました。徒歩圏内に、いい感じのところがありましたので、久々の散髪屋さん通いをしています。和泉の美容室のサクサク切ってくれるのも気持ちがいいのですが、やはり、顔剃りは、気持ちがいいです。
最後に病院ですが、たまに出る咳喘息で、まず、お世話になったのが呼吸器内科の先生。これも徒歩圏内に、ちゃきちゃきの明るい先生が見つかり、血圧と高脂血症も見てもらっています。また、前歯欠けて、飛び込みで行った、近所の歯医者さんもよくって、しばらく通っていました。こんな感じで、新生活も整ってきています。
(なぜ大学院に?)
大学院への進学を決めた理由は、研究したいテーマが見つかったというのもあるのですが、ここ10年の間で、お声掛けいただいて、APIRやJICA研究所のリサーチャーなどの立場で、調査報告書や共著ですが本を2冊書かせていただく機会がありました。また、大学院での講師登壇も定期的になり、大学中退の私としては、ちゃんとした論文を書いたことがなくて、一度、きちんとした論文を書いてみたかったというのもありました。今年度は、これから修論を書くわけですが、今まで書いていたものとは別物だなというのが実感で、まだ、書き上げていませんが、とてもよい勉強になっています。
最近では、リカレント教育というのが注目されていますが、現役の学生時代とは比にならないほど授業もよくわかりますし、成績もまた、生まれてこの方、見たことがないような評価をいただき励みになっています。とはいえ、数学・統計の試験は、凡ミスがあって、昔から同じ過ちの繰り返しで、いまだ、克服できていないなと身にしみました。。
授業の方は、1年の昨年度、木、金の夜3時限と土曜日は、朝から5時限。夏と冬に集中講義といったところでした。通えるかなと心配もありましたが、前期はコロナの蔓延でほどなくリモートに。後期は、リアルと半々でしたので、通学という意味では、比較的楽な1年目でした。とはいえ、大阪駅前第3ビルという非常に魅惑的な場所にキャンパスがありながら、同級生や先生との飲み会もなく、交流するという意味では、やや残念な結果となりました。1年先輩たちは、2年間、ほぼリモートだったと聞いていますので、それに比べれば、贅沢は言えないなとも思っています。
(仕事のこと)
仕事の方は、3年目に突入しましたが、この2年間は、繰り返しのコロナ禍で、もっぱらコロナ対策事業に従事した感じです。その中でも、20以上の新規事業や事業改善に取り組むことができました。短期間に、いろいろやる中で、通常期よりは、早く、関係性が構築できたステークホルダーが多かった反面、事業者との直接の関係という意味では、まだまだ、発掘不足だったなと感じています。そして、今年度は、デジタル化の推進ということで、DX、スマートシティに本格的に取り組むことになります。地域コミュティ関係でも、力強いお二人を迎えることになり、まさかのトリオとなりました。
(プライベートのこと)
また、今年度に入って、プライベート活動も動き出しました。「まちライブラリー」では、秋のブックフェスタの大阪会場の担当となり、新たな拠点の茅野市の会議にも出ています。世話人を務める「まちライブラリー@岸和田としょかん」では、市制100周年を記念しての企画も進行中。さらに、3S推進協議会では、2025年に向けての大きなプロジェクトの話も入ってきました。中断していたベトナムでの人材育成プロジェクトも、再始動することになり、念願の人材育成拠点の形成に向けた動きも加速しそうな感じで、夏には訪越できないかいう調整に入っています。
(今年度の誓い)
いろんなものが動き出しましたが、はてさて、こんなに動き出すと、「修論、書けるのか?」問題が頭をもたげるわけですが、どれも止める訳にはいきませんので、全部、しっかりとやるしかないということで、今年度の誓いとしておきます。
最後に、毎年言ってますが、今年こそは、今年こそは、リアルで定例会ができますように、みなさんおと会いできるのを楽しみにしています。