Members Column メンバーズコラム

スコットランドの魅力とゴルフ

大堀智行 (NTT都市開発株式会社)  Vol.571

大堀智行

KNSの皆様、こんにちは。今年は年男ですが、年始からケガばかりで実は厄年ではないか?と思っている大堀智行です。
「スコットランドはとても田舎で、時間の流れがとてもゆったり。愛犬と共に過ごしたい」約6年前に初めてスコットランドに訪れ、オールドコースホテルの窓から夕日が沈むのをボーっと眺めながら思ったことです。
スコットランドのロケーションは、イギリス北部の国で、首都はエジンバラ。古くからの歴史の残るこの街は歴史的な建造物が多く残り、世界遺産にも登録されています。気候は、緯度が高く寒冷地に属するが、大西洋を北に向かって流れる温暖なメキシコ湾流とその上を南西から吹いてくる風のおかげで冷涼な西岸海洋性気候で、ベストシーズンと言われる5月 – 9月の気温は14 – 19℃、オフシーズンの12月 – 2月の気温は1 – 6℃で、朝はマイナスになることがあります。お金と時間にゆとりがあればベストシーズンに行きたいですが、私はオフシーズンしか行ったことがありませんが、私の体感としては、寒くなく、日本の方がよっぽど寒いという感覚で、降雪や凍結もなく何ら問題ありません。そんな寒い国だからこそ、スコットランドの魅力は「冬」だと思っています。

スコットランドと言えば、エジンバラ城などの歴史的建造物、スコッチウイスキーの本場で産地・種類も豊富、ゴルフ発祥の地であり世界中のゴルファーの憧れであるセントアンドリュースオールドコースをはじめ多くのゴルフコースが点在、ゴルフのルールを決めるゴルフの総本山R&Aなどがあり、観光に、食に、アクティビティに適した環境が揃っている国ですが、郊外は車がないと動きが取れません。
首都エジンバラ市内は下町という雰囲気で、大晦日(ホグマニー)には盛大なお祭りがあり、エジンバラマラソンも開催されています。

ゴルファーにとっては、憧れの地であるスコットランド、その拠点となるエジンバラ空港は小さな空港ですが、空港のターンテーブルには、次々とゴルフバックが流れてきます。

まずは、「食」に関して。
イギリスは高いのに美味しくないと聞いていましたが、ヒースロー空港から約1.5時間のスコットランドでも同じかなと思っていましたが、全くそのようなことはなく、肉・魚・パンなど何を食べても美味しいし、テイストも田舎の味・お母さんの味という感じで、ほっこりします。さらに、それらを引き立てるのは、お酒とスープ。冬ならではのホットワイン、本場地元のスコッチウイスキー、寒いけどほどよく冷えたドラフトビール。スープは、ポタージュをはじめ具だくさんのスープまでいろいろあり、口当たりがまろやかで、ホッとするスープです。また、オレンジジュースなどフルーツ系のドリンクもフレッシュで、食事の時間が楽しみで仕方がありません。

次に、「ゴルフ」。
スコットランドと言えば、ゴルフ発祥の地。
その代表は、今から469年前の1552年開場の世界最古のゴルフコース、セントアンドリュースオールドコースは、ゴルフの聖地と言われ、世界中のゴルファー憧れの地です。
コースは簡単に言うと起伏ある草原か丘と言ったもので、海からの風か強く、目標となる高木などはほとんどありませんので、どこに打てばいいの?というホールが続きます。ベストシーズンは旅行会社に予約が抑えられているためプレーフィーもすごく高いが、オフシーズンはディスカウントがある代わりに、芝生保護のためフェアウェイでは「フェアウェイマット」という人工マットを敷いて打つ必要がありますが、ラフに入ればそのまま打てます。これが、ゴルフの聖地、セントアンドリュースでのゴルフスタイルで、日本にはないラウンドマナーです。

私は野球少年でしたが、社会人1年生の22歳にゴルフを始め、経験を重ねていくうちに、私の憧れであるタイガーウッズが、全英オープンでプレーしたセントアンドリュースオールドコースを絶対プレーしたいという強い思いを実現するため、自ら得意とする「旅程の組み立て」を行い、全旅程費用を大幅に抑制し、かつゴルフの聖地をプレーできたことは、これこそリアルでしか体験できない、言葉にできないくらいの感動でした。ラウンド中に食べたパンやスープも、ただでさえ美味しいのに、とびきり美味しく感じましたことは忘れられません。

私は、「ゴルフ」というスポーツを通じて、スコットランドの文化や食事などに出会えたことに感謝し、今後も「ゴルフ」というスポーツを、体が動く限りやっていきたいと思っています。また、今まで海外のいろんな国に行きましたが、真剣に「定住したい」と思ったのはスコットランドが初めてです。

現在、新型コロナウイルスが世界的に拡大しており、終息する気配がなかなか見えませんが、終息した際にはまたゴルフバックを担いでスコットランドを訪れたいと思います。
まさに、K(きれいなゴルフコースをプレーし)N(いろんなお酒を飲んで)S(食事も堪能して)と言ったところでしょうか!(笑)

PAGE TOP